世界王座奪取へ意気込みを語る河野＝東京・水道橋の後楽園ホール
「ＷＢＣ世界Ｓフライ級王座決定戦」（９月２０日、さいたまＣＡ）
ボクシングのＷＢＣ世界Ｓフライ級１位・河野公平(29)＝ワタナベ＝が、９月20日にさいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで同級２位トマス・ロハス(30)＝メキシコ＝と王座決定戦を行うことが６日、正式決定した。同級王者ビック・ダルチニアン（オーストラリア）が名誉王者に昇格したため王座が空位になったもので、ＷＢＡ世界Ｓフェザー級王者・内山高志（ワタナベ）のＶ２戦とのダブル世界戦として開催される。
08年９月以来２度目の世界戦に臨む河野は「世界戦のチャンスはもうないと思っていたので、今回は必ず勝つ」と並々ならぬ決意を示した上で、早くも初防衛戦に言及。「勝ったら亀田興毅選手とやりたい」と初防衛戦の挑戦者として興毅を“指名”した。
ＷＢＣルールでは、王座決定戦に勝利した王者は、初防衛戦でランキング最上位者との対戦が義務付けられている。現在フライ級１位の興毅は、すでにＳフライ級への転級を表明しており、近いうちにＳフライ級にランクされる見込みだ。
河野が王者となり、興毅がＳフライ級１位にランクインなら対戦は現実のものとなる。まずは元ＷＢＣ同級暫定王者の強豪との大一番だ。
(２０１０年８月６日)