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松井秀、ヤ軍去就後回し…デーモン次第

 どうなるゴジラ!?
 どうなるゴジラ!?

 ヤンキースからフリーエージェント(FA)となった松井秀喜外野手の来季去就は、他選手の動向に大きく左右されそうだ。全球団との交渉は20日(日本時間21日)に解禁されたが、FA市場そのものに主立った動きはなし。ヤ軍のキャッシュマンGMはコメントを残さず球場を後にしたが、今オフの最優先事項はデーモンを残留させることのようだ。

 デイリー・ニューズ紙は複数の関係者の証言を基に、ヤ軍はデーモンの残留を望んでおり、2年契約を提示する方向だと報じた。デーモン側は4年契約を要求するとみられるが、残留を希望し事実上は“相思相愛”。この再契約が成立すれば「ピンストライプを着た松井秀の時間は終わりそうだ」と結論づけている。

 一方で松井秀自身もヤ軍にこだわらない姿勢を崩していない。FA申請直後には「必要とされるチームでやる」と話しており、強気の姿勢で長期化はもちろん、移籍の覚悟もできている。

 気掛かりなのは、移籍先候補の球団がトーンダウンしていること。最有力だったエンゼルスは、オーナー側が地元メディアに“現有勢力”の引き留めに全力を傾けると宣言。この中には松井秀移籍の前提となるゲレロも入っている。ホワイトソックスも総年俸の問題がクリアされておらず、すぐに条件提示ができる状況にはない。

 ワールドシリーズMVPながら“後回し”となる現状。とにかくいまはどこかからのオファーを待つしかなさそうだ。

(2009年11月21日)





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