口蹄疫問題で山田正彦農相(右)に復興支援を要望する東国原英夫知事=6日午後、農林水産省で
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宮崎県で発生した口蹄(こうてい)疫問題で、同県の東国原英夫知事は六日、農林水産省で山田正彦農相と会談し、地域の復興に向けた基金創設への支援を要望した。これを受け、山田農相はこの日の閣議後会見で「内容や時期など、知事の要望を踏まえて政府全体で検討したい」と述べ、基金の詳細について検討を進める考えを示した。
東国原知事と山田農相は一時、民間種牛の殺処分をめぐって激しく対立した。会談は種牛の協議が平行線をたどった七月十三日以来となる。
山田農相は会談で「種牛の殺処分をしていただいてありがとう」と述べた。東国原知事は「多大なご尽力をいただき、非常事態宣言解除になった。心からお礼申し上げたい」と伝えた。
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