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裁判員裁判:長男傷害致死 母親、起訴内容認める--地裁初公判 /岡山

 昨年8月に津山市の自宅で、生後間もない双子の長男の頭を殴って死亡させたなどとして傷害致死罪などに問われた母親の小林真実被告(29)に対する裁判員裁判の初公判が13日、岡山地裁(高山光明裁判長)であった。高山裁判長が起訴内容について「間違いないですか」と尋ねると、小林被告は「はい」と答えた。

 起訴状などによると、小林被告は育児疲れがたまり、昨年8月21日、泣き出した双子の長男(生後37日)の後頭部を手のひらで数回強くたたき、くも膜下出血などを負わせて死亡させたとしている。また、次男の頭もたたき頭の骨を折るなど重傷を負わせたという。

 検察側は冒頭陳述で「睡眠不足などでストレスを感じ、昨年8月17日ごろから双子の頭を手のひらで10回以上たたいた」などと指摘し、「乳児の頭を複数回たたくことは非常に危険で悪質」と述べた。

 また弁護側は裁判官と裁判員に「事実関係に争いはなく、量刑が実刑か執行猶予がつくかが争点」と前置きし「小林被告は育児に疲れていた。事件後は十分に反省し夫も子育てを分担すると話している」などと主張した。

 公判で、小林被告の供述調書などが読み上げられ、検察側は「(双子の頭を)たたく瞬間は怒りでいっぱいだった」と指摘した。【石井尚】

毎日新聞 2010年7月14日 地方版

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