Hatena::Diary

Tech2 memo RSSフィード

2008/02/26 (Tue)

EDYの決済音 シャリ〜ン♪をぶっこ抜く

先日、手持ちのパソリFeliCaカード専用のICカードリーダー・ライター)が、回収・交換対象となっていたのを知り、交換してもらったついでに、パソリのソフトウェアをアップデートをしました。

ちょうどEdyの残高が少なくなっていたこともありチャージしたところ、以前のパソリでは聞かれなかった「シャリ〜ン♪」という決済音が聞こえてきました。

EdyViewerの配布ページを見ると、2007年5月21日のアップデートの際に決済音を追加したとのこと。

変なものコレクターの私としては、以前からEdyの決済音が欲しかったので、EdyViewerから抜き出してみることにしました。

なお決済音の管理は厳重に行っているようで、決済時以外に鳴ると誤解を招くため、決済以外では使わせず、またCMで流すときでも必ずBGMをかぶせたりしていました。

ということで、決済音は悪用厳禁です。


用意するものは、EdyViewerX-Ripperです。

X-Ripperの画面は全て英語(中学生レベルの英語)で、インストール先のフォルダパスに日本語・半角スペースが含まれているとうまく動作しないことがあるので注意が必要です。

英語はちょっと……という人は「スペシャルねこまんま57号」でも抽出可能です。ただし抽出専用のソフトではないので、操作手順がちょっと面倒です(今回こちらの操作方法は説明しません)。


X-Ripperを起動したら、「File to scan:」の右側にある「Browse」ボタンを押して、抽出したいソフトを選択します。

次に、「Destinations directory for ripped files:」の右側にある「Browse」ボタンを押して、抜き出したファイルの置き場所を選択します。

次に「File format to search:」で抜き出したいファイルの形式を選択してもいいのですが、決済音のファイル形式が分からないので、ここはいじらないでおきます。

最後に、中央下部の「Search all formats」ボタンを押すと、ファイルの抽出作業が始まります。

「Operation finished: Found: ○Files.」というダイアログが出たら、抽出完了です。


抜き出されたファイルを再生すると、000000.wavは決済音、000001.wavは決済失敗音(正式な名称は不明 「ピラリロロ〜ン」という音)でした。

ここでファイルのプロパティを覗いてみると、決済音の方はPCM 44kHz 16bit ステレオ 2ch、1秒でした。

まためずらしいことにタグ情報が残っており、音声の編集に使ったソフトは「GoldWave」(シェアウェア)と書かれていました。

決済失敗音は、PCM 44kHz 16bit モノラル 1ch、2秒で、アーティスト名・製作者「Jack Sayre」、作成日「1998-04-24」、著作権「Larger Mars, 1998」、音声の編集に使ったソフトは「Sound Forge 4.0;Sound Forge 4.5」(プロ用の波形編集ソフト Sonic Foundry社製だったが、後にソニーの子会社が買収)と書かれていました。

Edyの試験サービス開始が1999年なので、この音はその前年に作られたもののようです。



とこれを書いているうちに嫌な予感を感じたので、EdyViwerのインストーラに表示される利用規約を見たところ、

第二条(使用権)

(中略)

2.お客様は、許諾ソフトウェアおよび関連書類の一部もしくは全部を複製、複写もしくは修正、追加等の改変をすることができません。

ありゃりゃ、音声の抜き出しは規約で禁止されてましたか。ごめんなさい、次回からは気をつけます。



※ 2009/4/1追記

確認していないので真偽のほどは不明ですが、現在配布されているバージョンでは対策が施され、抜き出せなくなっているそうです。

投稿したコメントは管理者が承認するまで公開されません。

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト

コメントを書くには、なぞなぞ認証に回答する必要があります。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/tech2memo/20080226/1204015276