宮崎県知事が復興基金で支援要請 口蹄疫問題で農相に山田農相(右)との会談で口蹄疫に関する要望書を提出し、説明する宮崎県の東国原知事=6日午後、農水省 宮崎県での口蹄疫問題で、同県の東国原英夫知事は6日、農林水産省内で山田正彦農相と会談した。家畜約29万頭が殺処分されるなど大きな痛手を負った同県畜産業の復興に向け設置することになった基金への支援を要請した。 口蹄疫対策特別措置法では、復興のための基金などを国や地方自治体が設置すると規定。会談で東国原知事は、同県が検討中の基金について「細かい内容などを現在詰めている」とし、今月17日ごろまでに詳細をまとめる考えを示した。 口蹄疫問題では、民間種牛の救済を求めた東国原知事と、あくまで殺処分を主張した山田農相が激しく対立した経緯がある。両者の会談は話し合いが物別れに終わった7月13日以来。 【共同通信】
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