9日、米シンクタンク「ジェームズタウン財団(Jamestown Foundation)」は、中国が世界第5位の武器輸出国になったとする報告書を発表した。写真は06年4月、中国が自主開発した戦闘機「梟龍」の初飛行。

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<武器輸出>中国が世界第5位に、相手先の多くは貧困国―米シンクタンク
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2009年7月9日、米シンクタンク「ジェームズタウン財団(Jamestown Foundation)」は、中国が世界第5位の武器輸出国になったとする報告書を発表した。12日付で新華網が伝えた。

報告書によれば、中国は現在、米ロ仏英に続く世界第5の武器輸出国。相手先は全て、アジアやアフリカの貧困国やパキスタン、イランのような国際社会にあまり歓迎されていない国だ。中国は最近、それらの国々に「友好価格」で兵器や軍用トラック、制服などを提供。その目的は、政治的なものか、あるいは原油や鉱物資源が豊かな国を丸めこむために他ならない。

だが、他の武器輸出国と比べると、その差は歴然としている。07年の発展途上国向け輸出総額で見ると、中国は12億ドルで世界3位にまで浮上したが、1位の米国は76億ドル、2位のロシアは46億ドル。それぞれ中国の6倍強と4倍近くにもなる。また、00〜07年の世界各国への輸出総額は、中国が78億ドル、米国は920億ドル、ロシアは362億ドルとなっている。

それでも優位に立ちたい中国は競争力のある製品を押し出そうとしているが、必ずしも安いものばかりが売れる訳ではない。最近は高くても質が良いものを手に入れたいと思う国が増えている。例えばパキスタンはフランスやドイツから潜水艇を購入した。記事は、中国は米国やロシアを押しのけて武器輸出大国にのし上がろうとしているが、その可能性は今のところ低いと指摘した。(翻訳・編集/NN)
2009-07-14 17:52:23 配信

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