中日・山本昌23年連続勝利!緩急自在6回1失点
23年連続勝利の山本昌(左)は、最後を締めた岩瀬を迎える |
<中日4−1阪神>206勝を積み重ねてきた左腕が、たった1つの白星に目を潤ませた。8月に入ってようやく立てた今季初の1軍マウンド。6回4安打1失点の虎退治で、山本昌が健在ぶりを見せつけた。
「行くところまで行ってつぶれようと思っていたけど、早く援護をもらって助かった。ダメなら最後?僕はそう思って立っていた」
初回先頭のマートンの打球を森野がエラー。いきなり1死二塁のピンチを背負ったが、鳥谷、新井を打ち取って切り抜けると、リズムに乗った。緩急自在の持ち味を存分に発揮し、下柳との“87歳1カ月対決”に完勝。23年連続勝利のプロ野球タイ記録をマークした。
「いつかチャンスは来ると思っていた。優勝争いに加わる大事なところで帰ってこられて良かったです」
11日に45歳の誕生日を迎える“夏男”が、ナゴヤの夏を熱くする。
試合結果
[ 2010年8月8日付 ]
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