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乳児死亡で助産師提訴 出生後に「ビタミン与えず」
2010年7月10日(土)掲載
出生後に必要なビタミンを投与しなかったことが原因で女児が死亡したとして、女児の母親が9日までに、山口市の助産師の女性を相手取り、約5600万円の損害賠償を求める訴訟を山口地裁に起こした。

訴状によると、女性は昨年8月に助産師の立ち会いのもとで女児を出産。女児は生後1ヵ月後に山口市内の病院を受診したところ硬膜下血腫が見つかり、意識不明の重体となった。宇部市内の病院で「ビタミンK欠乏性出血症」と診断され、同年10月に死亡。一般的に新生児はビタミンK不足になりやすく、そのままの状態では消化管などに出血が起こりやすくなるという。

母親は「(助産師が)ビタミンKについて説明しなかった。母子手帳にもビタミンKが投与されていたように虚偽記載している」と主張している。
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