NHK広島県のニュース　広島放送局

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逮捕のベトナム人が指示か

去年８月、愛知県大府市で薬局から劇薬を含む医薬品が大量に盗まれていた事件で、逮捕された埼玉県のベトナム人の男は、実行役のグループに対し、狙う店舗や侵入の手口などを細かく指示していた疑いがあることが警察への取材で新たにわかりました。
この事件は、去年８月、愛知県大府市内にある２つの薬局の調剤室で劇薬に指定されている不整脈や認知症の薬など、合わせて１２００万円相当が盗まれたものです。安佐南警察署は７日、このうち１つの盗みに関わっていたとして埼玉県八潮市に住むベトナム人の貿易会社社長、トラン・ニャット・アン・ミン容疑者（３６歳）を窃盗などの疑いで逮捕し、関係先を捜索しました。
警察によりますと調べに対しミン容疑者は「知らない」などと容疑を否認しているということです。これまでの調べで今回の窃盗事件は広島県内のドラッグストアなどを狙った窃盗事件で既に起訴されているベトナム人グループの３人の被告が実行役だっとみられていますが、ミン容疑者は、３人に対して狙う店舗や侵入の手口、それに犯行に使う道具などを細かく指示していた疑いがあることが警察への取材で新たにわかりました。警察ではミン容疑者が手口などの情報を入手したいきさつなどを捜査するとともに、建設機械や医薬品の輸出業を営むミン容疑者が窃盗グループの中心となって盗まれた品を本国に転売していた疑いもあるとみて調べを進めています。

08月07日　19時06分

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