石川県警小松署は7日、酒気帯びの状態で車を運転したとして、同県議会議員で森喜朗元首相の長男、森祐喜容疑者(45)=能美市下ノ江町=を道路交通法違反の疑いで逮捕した、と発表した。森容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。
発表によると、同日午前10時10分ごろ、小松市大島町のコンビニエンスストア駐車場で、森容疑者の運転するワンボックスカーが縁石を乗り越え、店の入り口付近のガラス壁に接触。「運転者の様子がおかしい」という店員の110番通報で駆けつけた小松署員が調べたところ、呼気から基準値を超えるアルコールが検出された。森容疑者は「自宅から買い物に来た」と説明しているという。
森容疑者は2006年3月の県議補選に自民党公認で初当選。現在2期目で県議会建設委員長などを務めている。事故後、秘書を通じて議長に議員辞職願が提出され、受理されたという。