結構妄想出ますけど、やっぱり文章にするのは難しい。
はい、てな分けで島唯一の港に来ました。
「?兄ちゃんなんか省いたような?」
「おっと、そこに触れてはいけない。フレルトセカイノチツジョガミダレル・・・」
「??そうか分かった」
あの後、盗んだ(爺ちゃんの)バイク(借りた車)で走り出す(法定速度厳守しましたよ?)
をして来ました。
運がいいのか悪いのか、俺達の島は絶海の孤島だった。
島の周りは崖に覆われ、唯一たどり着ける場所は島唯一の港だけだった。
テレビを見て気がついた人達が港に集まって来た。島唯一の警察官の山口さんもいた。
他には島の人たが50人位いる、当たり前か・・・。
ふと気ずくと幼馴染の奴がいた。
「光(ヒカル)久しぶりだな~」
「よ~力、武、半年ぶりだな~」
「久しぶりです光兄さん」
「光タバコ吸うか?」
「辞めていたけど吸うよ」
「ほいヨット、タケも吸うか?」
「それじゃ吸う。」
三人ともタバコをふかしていた、ふと俺は光に
「此処にいるって事は、見たよな?」
「見なきゃ仕事中にこんな所来ると思うか?」
「光兄さんは「アレ」を見てどう思いますか?」
「相変わらず年上には丁寧にしゃべるな武」
「仕方ないじゃないですか、癖ですよ。それで?」
「まさか現実で「ソンビ」を見るとは思わなかった」
「やっぱり光もそう思うか?」
「テレビで映っていたが、人が人を襲うって言うのか・・・食べてからだいたい
20分位で人を襲う側に変わっていた」
「さすが、生徒会長。冷静に物事を見ていますね!」
「馬鹿、昔の話だろ?」
「光兄さんも此処に来たということは・・・」
「次の最終便が最後になるだろうな・・・」
「生きて此処に来る人を助けないとな~」
そんな軽口を言いつつ、やっぱり光も震えていた。
日が沈む頃、最終便の姿が現れた。
いつもなら汽笛(船の場合なんていうのかな?)を鳴らすはずなのに音が鳴らない。
「ちょっと待て、タケ、光あの速度はおかしいだろ?」
「おかしいと言うか、「皆、離れろ~!!」」
「やばいだろ「逃げろ~」」
タケと光が叫んだ。
港にいたみんなが遠くに逃げようと走った。
ドガー、ゴンゴンゴンギャリギャイギャリギャリミチミチミチミチミチ
雷が目の前に落ちたような音がした。後ろを見ると船が無事に?陸に少し乗り上げていた。
「ヤバイ」
「ヤバイだろ」
「ヤバイね~」
上からタケ、光、俺。
島唯一の警察官の山口さんが恐る恐る船に近付き始めた。
俺は山口さんに近寄った。
「だめですよ?山口さん」
そう言いつつ家から持ってき鉈を両手で震えながら構えて言った。
「捕まえないで下さいね」
「兄ちゃんより俺がもっと捕まる」
そう言いながらタケは自作の剣を構えた。震えているが。
タケが昔作った物だ、剣といっても唯の鉄板を剣の形に削ったものだけど、それでも紙がきれたな~・・・。
「そしたら俺も捕まるな?」
光も震えながらバールを構えている。
周りを良く見れば皆思い思いの獲物を持っていた。スコップ、つるはし、鉞、斧、鉄バット
木バット、木刀、鍬、棍棒、唯の木、竹槍、草狩機、チェーンソー?それはヤバイ。
皆で少しずつ船に近づいていった、そのとき
「ギャー」
辺りに悲鳴が響き渡った。
「誰かまだ生きているぞ」
船を囲んでいた人の中から4,5人が走り出した。
「不用意に近づくのはきk」
タケがそう言いかけた時
「誰か生きていんだぞ、ちまちましてられるか!」
「そうだ、臆病者が!」
「おい、助けるぞ」
「おう、分かった!」
そしてぶつかった拍子に開いた船の裂け目から中に入っていった。
「誰も助けないって言って無いだろ!」
「落ち着いて、力君私達も助けに行こう」
「兄ちゃんが切れるな、普通俺が切れるべきだろ!」
「武お前も落ち着け!」
残った人達で急ぎながら船に近付いた。
船にあと少したどり着く時。
「っあー」
「何だこれ?」
「何で、何で動けるんだよ!」
「いだひ、イダイ~ガマレタ、ダズゲデ」
「オイ、誰か手伝ってくれ・・・何で、何で逃げるんだよ?こいつを助けるのを手伝えよ!」
「イヤだ、俺は死にたくない!」
「馬鹿、ダメだそっちには「アイツ等」が・・・」
ギャーー、イタイタスケテ、ナイゾウガガガガア、ア、アハハッハハハッハハッハハhh・・・。
声が聞こえなくなった。
近づこうとした、近付こうとしているのに誰も近づけなくなった。
この時、テレビの向こう側の話がリ現実になった。
やはり、対岸の火事のように思っていたんだ。
しかし現実になった。
それでも今も俺達は生きている。