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[20931] 【習作】コードギアスで頑張る話【コードギアス+オリ主】
Name: ワーム◆8e2b4481 ID:0941a3de
Date: 2010/08/07 05:53
文章間違いとかこうした方がいいとかあったらできるだけ教えてほしいです。

主人公は玉城の弟に転生したオリ主です。

能力的には(一般人+転生者=オリ主)くらいのスペックで妄想しようかと。

普通の人よりはすごいけどスザクの運動性能とかには到底届かない感じです。

夏だし私みたいなのが投降するのも許しておくんなまし。



[20931] 1こめ
Name: ワーム◆8e2b4481 ID:0941a3de
Date: 2010/08/07 05:49
「はっ!コレでも喰らってやがれブリキ野郎め!」

大きな声が響いたかと思うと丸いボールのような物が隣から飛び出す。
それはブリタニア研究所に配備されているナイトメアであるサザーランドの胴体に吸い込まれ接触と同時に
ドーン!と視界を煙で覆い尽くした。

「ざまぁみろってんだ!」

「にっ兄さん何やってんのさ。」
俺は今ブリタニア秘密研究所の一つに侵入している。
こっそりと侵入してひっそりと奪取する。
それが今回の赤猫反逆団の立てた作戦のはずだった。

そう、ひっそりと奪取するはずだったのだ…

「おし竜二、とんずらするぞ!」
兄さんは手榴弾を使ったことを全く気にしてはいないようだ。
ここは秘密研究所だからこっそり逃げれば研究所が事件を公にしないために勝手にもみ消してくれるはずだった、が。

爆炎と残骸。

研究所の入口近くでサザーランドを吹き飛ばしたんだ、今更もみ消すことすらできない。
こうなったら全力で俺らを殺しに来るだろう。
そうなったら問題は俺らより

「まって兄さん。」

俺はそこまで考えると手榴弾を二つほど研究所の奥に向かって投げいれる。
投げると同時に後姿が小さくなっていく兄さんの後を追う。

ガガーン

研究所の入口から煙が飛び出る。
これで当分さっきの研究所は使いものにならないし、こっちの方に少しは目を引き付けられればいいけど。

「思い知ったかブリタニアめぇ!」
「そんなこと言ってないで逃げないとあぶないよ。」
「わーってるよそんなこたぁ。」
ナハハと満足顔で走り続ける兄さんと一緒に走り続ける。

ブリタニアの中心部に存在した秘密研究所からビルの間に沿って逃げ続ける。
どこかの影からブリタニアの人間が出てこないかとひやひやする。
兄さんに比べて俺の神経の細さを感じてしまう。
少しうらやましくてつられ笑いが苦笑に変わる。


「おーい玉城こっちだ。」

ビルとビルの間を走っている俺らに手を振る人物がいる。
薄暗いビルに挟まれた裏路地沿いに備え付けられた扉の一つから半身を出してこっちを手招く。

走る速度は落とさずまっすぐ、その人のいる方に全力で走り
「うぉ。」
俺と兄さんはその人を押し込むように扉に転がり込んだ。

「いてて、おいおい玉城気をつk」
「あっぶねぇじゃねぇか!気をつけろよ扇。」
「あっいやすまん。」


俺の兄である玉城真一郎はいつものように傍若無人に振る舞う。
手を振っていた彼が体をひっこめる前に俺らが走り込んできたように思えたのは気のせいということにする。

今俺らが参加してるテロリスト集団。
その現リーダーである扇要は自分にも否があったと頭を下げる。
彼は頭がよく人がいい、だけどそれと同じくらい押しが弱いことが玉にきずにな感じの人だ。


「俺らも悪いよ兄さん。」
俺は扇さんと兄さんの背中から素早く立ち上がった。
兄さんも俺が上からいなくなったので立ち上がるかと思ったがころりと地面に転がる。
全力疾走で疲れたのかビルの床に上を向いて寝転がって全力で疲れた事をアピールしている。

「だーっ!俺らはあそこから全力で逃げてきたんだぞ?
 それくらいさっしろってんだよ。」

扇さんも上に乗る人間がいなくなったことでようやく上体を起して胡坐で座る。
「そうだ、研究所の方からすごい音がしたけど一体どうしたんだ。」

扇さんもビルから爆発音を聞いたらしくいつもにはない焦っているようだった。

「実はカレン達が逃げる時に警備のナイトメアが出たんだ。」
俺はトラックに毒ガスを積んで後は逃げるだけだったあの時の状況を思い出した。

「まさか、ということは…」
「うん、爆発はそのナイトメアを壊した音だよ。」
「なんてこった…」

扇さんの顔は青ざめさせて顔を手で覆わせた。

「ナオトの計画じゃこのまま地下道伝いに逃げるはずだったけど…
 これじゃあカレン達も逃げ切れない。」
「しかたねぇだろ!
 あのままじゃナイトメアに掴まってた!」

兄さんは怒るように声を荒げる。
確かにあの状況じゃそれしかできる事はなかった。
むしろ仲間の命を一番に考えれる兄さんは流石だと思う。
俺は事を荒立てるのが怖くて、作戦と違ってブリタニアに追われる可能性を考えると怖くて動けなかったから。

首を振って考えを切り替える。
ナーバスになるのも失敗を悔やむのもまだ早い。

「それより皆に連絡してカレン達を援護しないと。」
兄さんも扇さんも頷いて顔を上げた。

「おうよ!カレンがいるから大抵のことなら何とかなるだろうしな!」
「あぁ、みんなにも連絡を回そう。」

転生者である玉城竜二の戦いはそこから始まる。
テロリストとして初参加の時がギアスの物語の始まりとなる事に苦笑すると地下道の陰に走り込んだ。



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