2009年9月9日に、デジタル・リマスター盤のビートルズ全アルバムが発売された。オリジナルアルバム12枚のほか、「マジカル・ミステリー・ツアー」と編集盤「パスト・マスターズvol.1/Vol.2」の計14タイトル16枚が、1987年の初CD化から初めてデジタル・リマスターで登場した。英・ロンドンにあるEMIのアビイ・ロード・スタジオで約4年間かけてリマスター作業が行われ、最も原音に近いサウンドに仕上がったという。

 では、そのビートルズ リマスターにピタリとはまるスピーカーはどれなのだろうか。約70種類のスピーカーを聞いて選んだ、デジタルメディア評論家の麻倉怜士氏お薦めのスピーカーがこれだ。

■“現代の音”によみがえったリマスター・ビートルズに合うスピーカーとは?

 ビートルズが活躍した1960年代から70年代に比べ、現代のスピーカーシステムは解像感や表現力が向上している。では現代に合わせてリマスターされたビートルズの名曲は、どのようなスピーカーにマッチするのだろうか?

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■スピーカー9モデルを聞き比べ!

・小さいがエネルギー抜群 ビートルズが現代によみがえる
 Monitor Audio「R90HD」

・低音の余裕としっとり感のある
 KEF「iQ30」

・ビートルズが活躍した時代のモニタースピーカーを再現した
 Stirling Broadcast「BBC LS3/5a V2」

・音場の濃さと透明感を両立 上質な表現力を持つ
 ALR JORDAN「Note 3i」

・スピード感があって切れ味抜群の
 Quadral「RONDO」

・質感の高さと透明感を実現した
 LINN「MAJIK 109」 New!!

・古風で典雅な音を奏でる
 HARBETH「MONITOR 30」 New!!

・スピード感や解像感が高く最も情報量豊富
 ヤマハ「Soavo-1」 New!!

・現代性と音楽性が高くバランスする“別格”の表現力
 ELAC「FS 249」 New!!

■麻倉怜士が選んだ3モデルはこれだ!

 スピーカー9モデルの中で、最も麻倉怜士氏の印象に残ったスピーカーはどのモデルだろうか? New!!

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