【タシケント=山尾有紀恵】ウズベキスタンの首都タシケントを訪問中の岡田克也外相は7日午後(日本時間同日夜)、中央アジア5カ国の安定や経済発展に向けた協力について話し合う「『中央アジア+日本』対話」第3回外相会合に出席した。テロや麻薬対策の防波堤とされる参加各国の国境管理能力向上や、人材育成に対する日本の支援強化を表明する。
同会合は2004年に日本政府の提案で始まったもので、政権交代後は初めての開催となる。岡田氏は、民主党政権が引き続き中央アジアを積極的に支援していく方針を打ち出す。また、中央アジアが有する石油やウランなどの資源・エネルギーを有効活用し、日本企業との貿易や投資を促進するため、「日本・中央アジア経済フォーラム」の開催を提案する見通しだ。