柔道とレスリングの世界選手権に出場する綜合警備保障所属選手が会見。人文字で会社名「ALSOK」を作る(左から)レスリングの松本篤史、伊調馨、吉田沙保里、柔道の塚田真希、福岡政章=都内
9月のレスリング世界選手権(モスクワ)で、五輪、世界選手権の世界大会10連覇がかかる吉田沙保里(27)=綜合警備保障=は6日、都内で「必ず優勝したい」と宣言した。
10連覇は通過点だ。「カレリン超えが目標。見る人も『オーッ』って盛り上がるしね」。ロシアのアレクサンドル・カレリン(42)は世界大会12連覇で“人類最強の男”の異名を取った。「ロンドン(五輪)まで負けられない。超えるにはロンドンの次の世界選手権まで勝たないと」と、決意表明した。
02年から続く世界大会9連覇中の吉田にとって、ロンドン五輪後に行われる12年世界選手権まで継続すれば悲願達成。「最近は年も年なので」と苦笑しつつ「調子はいい」。10連覇で“史上最強の女”に一歩近づく。
(2010年8月6日)