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つかさん追悼公演初日 筧利夫「全部をつかこうへい祭りに」

2010年8月6日(金)18時17分配信 オリコン

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つかこうへいさんの追悼公演上演に向け決意を新たにした筧利夫 (C)ORICON DD inc. [ 拡大 ]

 先月10日に肺がんで死去した劇作家・つかこうへいさんの追悼公演『広島に原爆を落とす日』の公開舞台けいこが6日、東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンでの初日にあり、主演の筧利夫らが取材に応じた。胸元にカーネーションの花を添えた筧は、つかさんに対し「いまだに亡くなったと思っていない」と神妙な面持ち。「追悼公演て聞くと悲しい感じだけど、『つかこうへい祭り』だと思ってやります。劇場一丸となって、そして渋谷全体も、全部が『つかこうへい祭り』になって、それを大阪に持っていけるように、頑張ろうと思います」と力を込めた。

 つか作品のエースとして数多くの舞台に出演してきた筧は「(つかさんは今も)ロシアかどっかで演出してるんじゃないかな。もしかして、きっとこの劇場にいるんじゃないかとも思ってます」と笑顔もみせ「『次出る時は、ズボンおろして仲間(リサ)を襲え』って言われそう」と冗談も飛ばした。劇中ラストシーンで追加されたという『黙祷』シーンについては「追悼ということで、特別なくくりの会。見送りの会はやるな、と言われてたんですが、けじめとしてやってもらいたいファンの方もいるので、その代わりになるんじゃないかと」と追加理由を説明した。

 取材にはほかに山口紗弥加、仲間リサ、演出家の岡村俊一も出席。山口は「つかさんとはお会いしたことがないので、(亡くなったのは)ほんと?って思っちゃうくらい。なんか…ダメ出し受けたいですね」。芝居自体が初挑戦となる仲間は、筧に「たいしたもの」と太鼓判を押されたことにあたふたし「あ…すいません…頑張ります」と照れながらに返した。岡村は「お客様に、つかさんの一番楽しかった意味や印象深い演出をわざと詰め込んで、『つかこうへい、夏のお中元詰め合わせ』をやった。マニアの方が観にいらっしゃったら、『これはつかさんだな』と思う」とつかイズムを随所に詰め込んだと明かした。

 1979年に西武劇場(現在のパルコ劇場)で上演されて以来、1986年には野性時代で小説として発表され、数多くの舞台上演を重ねてきた同舞台。2010年現代の日本、広島。一人の新聞記者(筧)が外務省に務める女に呼び出され、外務省の奥深くに眠る機密文書の調査を依頼する。1945年、海軍少佐犬子恨一郎(筧)が受けた使命は、戦艦大和を沈め、日本の戦意を消沈させること。ナチス特務大使髪百合子(仲間リサ)の使命は、ヒトラーを生き延びさせ、ドイツに新型爆弾を投下させること…。現代と過去、2つの時間軸で展開される広島を舞台に、第二次世界大戦の裏側に潜む謎を解き明かす。

 舞台『広島に原爆を落とす日』は、6日〜22日まで東京・Bunkamuraシアターコクーン、27日〜29日まで大阪・森ノ宮ピロティホールで上演。

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