家畜の伝染病、口てい疫の感染を防ぐために休園していた、宮崎県小林市の観光牧場が、7日、2か月半ぶりに一部の営業を再開しました。
宮崎県小林市にある第3セクターの観光牧場「コスモス牧場」は、牛やシカなど動物との触れ合いが人気を呼んでいましたが、宮崎県が口てい疫による非常事態宣言を出したため、ことし5月中旬から休園を余儀なくされていました。しかし、先月下旬に非常事態宣言が解除されたことから、牧場は、消毒マットなど必要な準備を整えたうえで、7日、2か月半ぶりに営業を再開しました。牛やシカ、それにミニブタなどは口てい疫に感染するおそれがあるとして、飼育施設への立ち入りが制限されているため、触れ合うことができるのはウサギだけとなっていますが、それでも訪れた家族連れなどがウサギに餌を与えるなどして楽しんでいました。鹿児島県から家族5人で来たという父親は「子どもを遊びに連れていける場所が少しずつ広がってきてうれしい」と話していました。コスモス牧場の木脇一弘場長は「いちばんの書き入れ時に当たるお盆前に何とか再開できました。早く子どもたちの元気な声が飛び交う元の姿に戻したい」と話していました。