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利用者歓迎 寝台あけぼの存続へ
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本県と首都圏を結ぶ唯一の寝台列車「あけぼの」=6日朝、弘前駅 |
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12月の東北新幹線全線開業時に廃止となる可能性が取りざたされていた、本県と首都圏を結ぶ唯一の寝台列車「あけぼの」について、JR東日本秋田支社は7日までの取材に対し、列車を当面、存続させる方針を明らかにした。利用者らは「時間を有効に使える貴重な列車が残ってよかった」と歓迎している。
「あけぼの」は奥羽線・羽越線などを経由し、青森−上野間を13時間弱で結んでいる。上りは午後6時8分に青森駅を出て翌朝6時58分に上野駅着。下りは午後9時15分に上野駅を出発して、翌朝9時56分に青森駅へ到着する。
個室寝台、通常の寝台などを備えているが、特に人気が高いのが簡易寝台「ゴロンとシート」。通常の寝台から掛け布団やシーツが省かれ、乗車券と指定席特急券だけで利用できる。本県側からは、1万6千円と格安の「ゴロンとシート」往復切符が設定されている。
本県と首都圏の間にはかつて、東北線・常磐線の「はくつる」「ゆうづる」など多くの寝台列車が走っていた。しかし、1982年の東北新幹線盛岡駅開業後、需要減少で徐々に本数が減り、2002年の新幹線八戸駅開業時には「はくつる」が廃止となり、東北線から本県発着の寝台列車が姿を消した。
このため、利用者や鉄道愛好者の間で「東北新幹線全線開業時には『あけぼの』が廃止されるのでは」との懸念が広がっていた。
同社秋田支社の佐藤正人広報室長は「09年度の乗車率は60%あり、今年4月以降も上向いている」と語り、根強い人気が存続の支えになったとみられる。
商用で年に3〜4回利用するという弘前市百石町の自営業今薫さん(57)は、「安さもさることながら、東京で朝から夜まで有効に時間を使える列車。残ってよかった」と安堵(あんど)の表情。毎年10回ほど乗車するという村谷要・弘前商工会議所まちそだて課長(50)も「地元の人も旅行者も旅の選択肢は多い方がいい」と歓迎した。
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