つかさん追悼舞台「広島に原爆－」が開幕

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　７月１０日に肺がんで亡くなった劇作家つかこうへいさん（享年６２）の代表作「広島に原爆を落とす日」（２２日まで）が６日、東京・渋谷シアターコクーンで初日を迎えた。追悼公演として上演され、黙とうのシーンが盛り込まれた。また、政府はこの日の閣議で、つかさんに旭日小綬章を贈ることを決めた。

　主演筧利夫（４７）は「『つかこうへい祭り』だと思ってやります。にぎやかにやれば、つかさんもいい所に行ける。お見送りの会はするなということでしたが（黙とうは）その代わりにもなる」と話した。本番前の会見には山口紗弥加、仲間リサ、演出の岡村俊一氏が出席。劇場にはつかさん代表作のポスターなどが展示されている。新聞記者が、日米密約と原爆投下の秘密を探る物語で、２７～２９日は大阪・森ノ宮ピロティホールで公演。

　［2010年8月7日10時53分　紙面から］