バレイヤージュ1
ボリスビアンのカラーテクニックをご紹介しよう。
ホイルワークと言うテクニックは、ロンドン、ニューヨーク、ロサンジェルス、日本と幅広く浸透してきてい
テクニックである。
ボリスビアンでもいち早くホイルワークを取り入れ、創業から行っているテクニックである。
ホイルワークの特徴は、規則的に正確に仕事が出来ることである。
さて今回ご紹介の「バレヤージュ」とも「バレイヤージュ」とも「バレアージュ」とも
フランス語を色んな形で書けるのだが、「バレイヤージュ」とさせてもらう。
ボリスビアンでもバレイヤージュの歴史は、10年近くになる。
初めは、高橋が本場フランスに行き、トップカラーリストの
「クリストフ・ロバン」氏から直接伝授してもらったことからである。
クリストフ・ロバン氏は今も世界のトップモデル御用達と言われるほど、
トップモデルの顧客が多い、カラーリストだ。
バレイヤージュとは日本語でほうきで掃くと言う意味がある。
ハケとコームがメイクで言うところの、筆とクレパスの役目を果たすのだ。
ホイルワークとはまったく違い髪に絵を描くように、塗っていくのだ。
しっかりとした規則性もあるが、描き方によってホイルワークでは出しえない
微妙なコントラストがつき、より自然なコントラストを可能にしたのだ。
また、バレヤージュ専用のブリーチパウダーを使用し、ブリーチ力も優しく、
パウダーの粒子が細かいので、描きやすいのだ。
まずはバレイヤージュで軽く明るくする場所を描き、後で全体的に色を載せるというの段取りだ。
しかし今回のバレイヤージュは、普通のカラー剤をそのままバレイヤージュに使ったテクニックである。
今、一年計画で、東京に1ヶ月に1週間勉強に行ってもらっている5人が
習得してきたものだ。
写真はそのバレイヤージュである。
全頭に色んな色をバランスよく描いていく。
そしてなんともいえない雰囲気のカラーになるのだ。
今回から、3回に分けて、仕上がりのスタイルまで、お見せしようと思う。
ボリスビアン 高橋 智文