下田、経験の差を見せる…７日・東洋太平洋Ｓバンタム級戦

チャンピオンの下田（右）は計量で見事な腹筋を披露。挑戦者・孫がその様子を見つめる

　報知新聞社後援「ダイナミックグローブ」は７日、東京・後楽園ホールでゴング。東洋太平洋スーパーバンタム級（５５・３キロ以下）王者・下田昭文（２５）＝帝拳＝が、先輩の無念を晴らす。

　６日、都内で前日計量を行い、挑戦者の同級１位・孫昌鉉（２０）＝韓国＝とともに一発でパス。当初セミファイナルで同門の日本ウエルター級王者・中川大資（３２）のＶ４戦を予定していたが、直前に中川が負傷し試合は中止となり、王座も返上した。下田は「中川さんは尊敬できる人。今はゆっくり休んでほしい。中川さんの分まで頑張る」と語った。

　１３戦無敗のホープ・孫との対戦。３年前の日本同級王者時代の初防衛戦同様、無敗挑戦者を迎えることになるが、「孫は俺ほどの相手とまだ試合をしていない」と経験の差を示すつもりだ。