クミコ、平和への祈りを熱唱…広島市内の小学校で
広島市が被爆から65年の「原爆の日」を迎えた6日、反戦歌「INORI〜祈り〜」が注目を集める歌手クミコ(55)が市内の幟町小学校の平和集会でミニライブを開いた。
同校は「原爆の子の像」のモデルとなった故佐々木禎子さんの母校。禎子さんは2歳で被爆、その影響で白血病を発症し12歳で死去した。
クミコは体育館に座る児童400人の前に立つと、マイクを両手の手のひらで挟むように持つ“祈り”のポーズ。禎子さんのおいで、2月のCD発売からジワジワと話題になり、今月4日付USEN総合チャートで1位となっている同曲を作詞・作曲した被爆2世シンガー佐々木祐滋(40)とともに歌い上げた。
同曲歌唱後は、禎子さんを歌った唱歌「折り鶴が飛んだ日」を児童が歌っている最中は目に涙を浮かべたクミコ。「この子たちが世界に平和を伝える“種”になってほしい」と願った。
その後、「原爆の子の像」に6万5000羽の千羽鶴を奉納した。
[ 2010年8月7日付 ]
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