同じ舞台出演後に急死…森「天才的漫才師だった」

　ミスワカナは吉本興業に所属し「ミスワカナ・玉松一郎」のコンビ名で一世を風び。１９３８年に「わらわし隊」に参加した。

　森が今回の仕事を引き受けたのは、切っても切れない縁があるからだ。ミスワカナ主演映画「お伊勢詣り」（３９年）「金毘羅船」（同）「黄金道中」（４０年）で共演。４６年、阪急西宮球場（当時）で行われた野外演芸会では同じステージに立ち、「放浪記」と並ぶ舞台の代表作「おもろい女」ではミスワカナ役を演じた。ミスワカナは演芸会の出演直後、阪急西宮北口駅で心臓発作で急死。森は「天才的漫才師だった」と話した。

[ 2010年08月07日 ]