サブカテゴリー

PR:

押尾川部屋創設の元大関大麒麟 堤隆能氏死去

 日本相撲協会は6日、元大関・大麒麟で元押尾川親方の堤隆能(つつみ・たかよし)氏が4日にすい臓がんのため東京都内で死去したと発表した。68歳だった。佐賀市出身で、葬儀・告別式は近親者による密葬で済ませるという。

 1958年夏場所に二所ノ関部屋から初土俵を踏み、十両昇進を決めた62年の名古屋場所で本名からしこ名を麒麟児に改名。70年夏場所から大麒麟となった。現役時代は差し身がうまく、もろ差しからの豪快なつり寄り、投げを得意とし、体の柔らかさを生かしたうっちゃりなどにも定評があった。優勝経験はないが大関在位は25場所。74年九州場所で引退し、年寄「押尾川」を襲名した。

 75年には内弟子を連れて分家独立を申し出る「二所ノ関騒動」を起こしたが、一門の調停で押尾川部屋を創設。益荒雄(元関脇、現阿武松親方)や若兎馬(元幕内、現押尾川親方)らの関取を育てた。また相撲協会理事として審判部長を約2年間務めた。2005年4月1日付で全力士を尾車部屋に転属させ部屋を畳み、定年1年前の06年6月に退職。堤氏の弟子らを引き受けている尾車親方(元大関・琴風)は「詳しいことは分からないが、協会から悲報を聞いてびっくりしています」とコメントした。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年08月07日 ]

関連ニュース

読み込み中..

PR

関連写真

読み込み中..

ニュース

注目オークション


クイックアクセス

テニス

ゴルフ

大相撲

Go!アスリート

スポーツフィッシング

新製品

スペシャルコンテンツ

このページの先頭に戻る ▲