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犯行直前、電話で親の不在確認 少女乱暴容疑の教諭供述

2010年8月7日3時1分

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 東京都多摩地区で中学生の少女に性的暴行を加えたとして強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕された稲城市立小学校教諭大塚友意(ゆうい)容疑者(29)が、警視庁の調べに「犯行直前に少女の家に電話をかけ、家に人がいないのを確かめた」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。

 大塚容疑者は2005年以降、多摩地区のほか23区、神奈川県内で小中学生らが狙われた性的暴行事件など十数件について関与を認めているという。同庁は近く、当時小学生だった女児に対する強姦致傷容疑で大塚容疑者を再逮捕する。

 東京地検立川支部は6日、大塚容疑者を強姦致傷などの罪で起訴した。起訴状によると、今年1月初旬の夕方、学校から帰宅した中学生の少女が玄関の鍵を開けたところ、後ろから家の中に押し入り、「おとなしくしていれば殺さない」などと脅迫し、性的暴行を加えたなどとされる。

 捜査関係者によると、大塚容疑者は08年秋ごろ、この少女が自転車に乗っているのを目撃。後をつけて自宅を確かめ、自転車の名札で名前や電話番号を知った。しかし、家の中に親がいるかどうか確認できず、犯行をあきらめた。今年1月初旬、暴行できそうな女性を探したが見つからず、この少女を思い出して、公衆電話から少女宅に電話した。だれも出なかったため、中学校近くで下校する少女を見つけ、後をつけたという。

 大塚容疑者は「自宅に入る際に『ただいま』と言わない少女や、自分で鍵を開ける少女の場合、親が不在である可能性が高い。その時は暴行できなくても、後日狙おうと思った」と話しているという。

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