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【グラニュース】


金崎、元同僚の壁破る!

2010年8月7日 紙面から

 名古屋グランパスは6日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで、8日のFC東京戦(味スタ)に備えて練習をした。好調攻撃陣の中心となっているMF金崎夢生(21)は、大分時代のチームメートで、今はFC東京で堅守を誇るDF森重真人(23)の壁を破って、勝ち点3を目指す。

 FC東京戦を2日後に控えた軽めの練習で、金崎は、時折、笑顔さえ見せながらボールを追った。ボールをカットするのに、フェンスの外にけり出してしまう場面もあるほど軽快に動いていた。

 FC東京には、大分時代の同僚・森重がいる。3月31日のナビスコ杯1次リーグ以来、2回目の対戦。その試合で、金崎は3トップの一角として先発し、森重は後半からセンターバックとして途中出場した。金崎のポジションは変わらないが、森重は現在、1列前のボランチでプレーすることが多いと聞き、「当たる回数は増えるかもしれない」と警戒した。

 「球際や1対1には抜群に強い」。元同僚として、森重の良さは誰よりも知っている。ただ、前への突破を得意とする金崎にとって、強い相手を抜き去ることは、純粋に楽しみでもある。「森重君、負けへんよ」と、不敵に笑って見せた。

 前節の横浜M戦で2−0と完勝した。チームの攻撃力が上がっている手応えもある。2試合連続得点のダニルソンへのマークが厳しくなることもマイナスには考えていない。「ダニルソンの強いミドルシュートは武器になる。相手が(ダニルソンへの)マイナスのパスを警戒すれば、シンプルに前のケネディを狙うのもいい」。攻撃のバリエーションさえあれば、相手のマークは分散できるというわけだ。

 「攻撃の形自体は良くなっている。続けていくことが大事。守備も安定感を増しているし、アウェーでも、勝ち点3を狙いたい」。流動性のある攻撃を継続して、森重の壁も、東京守備陣も打ち破る。 (伊東朋子)

 

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