サブカテゴリー

PR:

白鵬、豊響KO!謹慎力士に愛の“復帰祝い”

白鵬(左)は、謹慎明けの豊響を三番稽古で投げる
白鵬(左)は、謹慎明けの豊響を三番稽古で投げる
Photo By スポニチ

 大相撲の横綱・白鵬(25=宮城野部屋)が、謹慎力士の復帰に“かわいがり”で応えた。夏巡業が6日、新潟県南魚沼市で始まり、白鵬は稽古の相手として、野球賭博に関与したとして名古屋場所で謹慎処分を受けた幕内・豊響(25=境川部屋)を指名。謹慎から復帰した「お祝い」と称して、稽古途中に豊響を脳振とうに追い込むなど“かわいがり”をプレゼントした。白鵬は7日以降の巡業でも、謹慎処分を受けた力士を鍛え直すことを宣言した。

 角界にとって再出発の第一歩となる夏巡業初日。その稽古の相手として白鵬が指名したのは、謹慎処分で名古屋場所を全休した豊響だった。

 「よく戻ってきたということ。お祝いの指名です。見に来ている人も期待しているからね」

 熱気むんむんの体育館の中で三番稽古(同じ相手と続けて行う稽古)の相手を務めさせ、強烈な投げ、寄りなど厳しい攻めを連発。開始から7番目には立ち合いでのかちあげが豊響の顔面にクリーンヒット。豊響が脳振とうを起こしたため、稽古は中断した。

 だが、白鵬の“かわいがり”は終わらない。脳振とうが収まったばかりの豊響を、さらにぶつかり稽古の相手としても指名。豊響は投げられても投げられても立ち上がり、約10分間の稽古が終了した際には館内から大きな声援と拍手が送られた。横綱からの手荒い“復帰祝い”を贈られ、全身泥だらけとなった豊響は「横綱にやってもらってありがたい。ファンに反省の気持ちを伝えるには稽古しかない。横綱の愛情を感じた」と息を荒げながらも感激の面持ちだった。

 白鵬は稽古終了後に、きょう7日以降の巡業の相手として「あしたも、あさってもやるよ。あしたは若荒雄かな」と、豊響とともに謹慎処分を下された若手関取を指名。その理由を「心を入れ替えるという認識を持ってくれたら(大相撲界は)いい方向に行く」と説明した。土俵下で稽古を見守った放駒巡業部長(元大関・魁傑)も「自主的にやっていたから良かった」と横綱の気遣いに目を細めた。失った信用を取り戻すためには、稽古にまい進するしかない。力士のイメージ回復に向け、一人横綱が立ち上がった。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年08月07日 ]

関連ニュース

読み込み中..

PR

関連写真

読み込み中..

ニュース

注目オークション


クイックアクセス

テニス

ゴルフ

大相撲

Go!アスリート

スポーツフィッシング

新製品

スペシャルコンテンツ

このページの先頭に戻る ▲