「ノア」(5日、ディファ有明)
初日がタッグマッチ、2日目が勝者チーム同士のシングルという10年前の旗揚げ2連戦と同じ形式でノア最強を争ったメーンは、前夜に森嶋猛と潮崎豪を破ったGHCヘビー級王者・杉浦貴がKENTAをも葬った。
最強を示す人さし指を突き立てた。ダウンを取られるほどローで痛めつけられたが、左ミドルを足首固めで捕獲してギブアップ勝ち。「ベルトを持ってるし、秋山準も待ってるから負けられなかった」という執念でもぎ取ったタップだった。
22日・有明コロシアム大会の挑戦者・秋山は旗揚げ2連戦で故三沢光晴さん、田上明、小橋建太を連破して時代をつかんだ。その伝説を再現した王者は「簡単に時代は戻させない。観客の魂を揺さぶる試合をした上で勝つ」と、時代を我が物とするつもりだ。
(2010年8月5日)