G1前日会見に出席したAブロックのプリンス・デヴィット、ストロングマン、中西学、カール・アンダーソン、真壁刀義、内藤哲也、棚橋弘至(左から)=明治記念館
新日本G1クライマックス(6日・後楽園ホール開幕)の前日会見が5日、東京・明治記念館で開かれ、2連覇を狙うIWGPヘビー級王者・真壁刀義(37)が優勝決定戦をIWGP防衛戦とする仰天提案をブチ上げた。
「オレの気分次第で、単なるG1の決勝戦をIWGPヘビー級タイトルマッチにしてもいい。オレは初物が大好きだからよう」との真壁発言に、会見場がざわめいた。
第2回大会決勝に復活したNWA世界ヘビー級王座がかけられたことはあるが、IWGP戦となれば史上初。真壁は「ベルトいらねえってヤツは、こっからいなくなればいいんだよ!」と、全員に言い放った。
今年はA、B各ブロックの1位選手が決勝を争うため、提案が実現すれば真壁がいないBブロックの選手にはまたとない戴冠チャンス。真っ先に反応したのが6・19大阪大会で真壁に挑戦して敗れたノアの潮崎豪で「決勝で当たりたい。借りを返せれば」と色めき立った。丸藤正道欠場でややトーンダウンしていたG1に、ディフェンディング王者が火を付けた。
(2010年8月7日)