東京中日スポーツ 55周年企画
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【格闘技】ドラゲー挑発 本紙報道部長殴り込み2010年8月6日 紙面から ◇東京中日スポーツ杯争奪サマーアドベンチャー・タッグリーグ
▽第4戦▽5日▽東京・後楽園ホール▽観衆1800人 トーチュウとドラゲーが本格的に“開戦”した。東京中日スポーツ創刊55周年を記念したドラゴンゲートの東京中日スポーツ杯争奪サマーアドベンチャー・タッグリーグが、ついに東京に上陸。出場チームの入場式の際、あいさつに立った本紙の鈴木遍理報道部長が「実際に試合を見て、紙面でどのような扱いをするか考える」と発言。選手たちを“挑発”した。選手たちは受けて立つ構えで、場内は大興奮に陥った。 事件は第1試合開始前、午後6時半すぎに起こった。会場の照明が落とされ、「これから入場式を行います」とリングアナのコールがあった後、明るくなったリング上にいたのは鈴木部長だった。しかも、頭には“あの”ペンギンのマスクをかぶっている。一瞬、観衆は「何が起こっているんだ」「新しい覆面レスラーか」と騒然となった。 「ウエルカムバック、後楽園ホールッ!」。マイクを渡された鈴木部長が第一声を放った。「忘れもしない7月22日、突然ドラゲーの選手たちがわが社にやってきました。突然襲いかかられ、身の危険を感じて、防御ネット(マスク)をかぶりました。決勝戦を1面に載せろと言われ、OKしてしまいました」と、過去のいきさつを説明した。 さらに鈴木部長は、自らマスクを脱ぎ去り、「大切なわが社の1面を簡単に明け渡していいのか。実際に試合を見て、実態を検証しようと、ここにやって来ました。トーチュウがどのような判断をするか、紙面を見てください」とアピール。ドラゲーの選手たちの奮起を促す逆挑戦パフォーマンスに、観衆は大きな拍手を送った。 この“挑発”に、選手たちは「おいおい…」と言いたげに互いに顔を見合わせ苦笑い。中には真意を受け止めた選手もいて、団体屈指の人気者であるCIMAは鈴木部長とがっちり握手を交わし、リングを下りた。リーグ戦の決勝は24日、後楽園ホールで行われる。その日も鈴木部長はリングに登場し、優勝チームに優勝杯を手渡す予定。ドラゲーの選手たちは熱戦を展開し、1面をゲットすることができるのか−。
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