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【大相撲】

大相撲夏巡業がスタート 名誉回復へ「自覚持って」

2010年8月6日 12時30分

 夏巡業が行われる会場でけいこする力士=6日午前、新潟県南魚沼市

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 野球賭博問題などで揺れた大相撲名古屋場所後の夏巡業が6日、新潟県南魚沼市でスタートした。野球賭博関与で謹慎処分を受け、7月の名古屋場所を全休した関取10人中9人も参加し、雅山関や豊ノ島関らが本格的に復帰した。

 けいこに先だって、放駒巡業部長(元大関魁傑)が横綱白鵬関ら関取衆を集めて「みんな相撲の置かれている状況を分かっているはず。名誉回復のために自覚を持って一生懸命やってほしい」と訓示した。けいこと取組の充実、ファンサービスの徹底のほか、「襟を正してやっていることをアピールする」目的で、巡業地間の移動で個人行動の禁止を通達した。

 会場では本場所と同様に暴力団排除の対策がとられた。出入り口付近に暴力団関係者の立ち入りを断る大きな看板が設置され、警察官や警備員などが場内外を巡回した。

 力士ら一行は5日にバス8台で新潟入り。ことしの夏巡業は不祥事を理由に、予定されていた青森市での開催分が中止になった。7日からは新潟市、福島市と続き、休養日を挟んで秋田市、秋田県北秋田市で行われる。

 11月の九州場所後に九州各地で開催予定だった冬巡業はすべて中止となっている。

(共同)
 

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