棚橋悟ったG1制覇へルチャリブレ戦法
新日本の棚橋弘至(33)が「ルチャリブレ」戦法で3年ぶりのG1制覇を目指す。6日の後楽園大会で開幕するシングルの祭典「G1クライマックス」の前日会見が5日、都内で行われた。棚橋は5月のメキシコ遠征で、スピード感あふれる同国ならではのプロレススタイルを習得。空中技からヒントを得て、決め技ハイフライフロー(屈伸式ダイビングボディプレス)の進化版を大会中に投入することも予告した。
「おれの進化が止まらねえ~!」がうたい文句の棚橋が、その言葉を夏のリングで証明する。「今年は気負いすぎてない。悟りを開いてきましたから」。15人のライバルを見渡して、自信満々に言い放った。
5月に約3週間、ルチャリブレの本場メキシコへ武者修行した。敏しょう性や運動能力を磨く練習の日々。曲芸師のように空を舞う地元レスラーの姿が、新技のヒントになった。「あれでイメージをふくらませて、頭の中では完成しました。G1で出すかもしれないですね」。トップロープから高く飛び、体ごと相手をたたき付ける決め技ハイフライフロー。これにルチャならではの要素を加えたという。体のバネをさらに生かし、破壊力を増加させた技を、大舞台で披露する準備が整った。
苦悩の1年に、別れを告げる舞台になる。昨年のG1は、準決勝の中邑戦で左眼窩(がんか)底を骨折した。IWGP王座返上を余儀なくされた上、自分の10周年記念興行も欠場した。「この(決勝までの)10日間で人生を変える。10日後、おれの手には名誉があるはず」。今大会からコスチュームを変更し、新たな棚橋がベールを脱ぐ。【森本隆】
[2010年8月6日8時22分 紙面から]
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