<< 2010年08月 >>
1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031

肥満雑感 ニュース記事に関連したブログ

2010/08/04 12:22

 

 このごろは全然見なくなりましたが、5~6年前までまではよくNHKのドキュメンタリー?を見ていました。

 これがアメリカに関するものの時は、内容に関係なくどうにも気になっている事がありました。

 

 なぜかやたらに太った人ばかり出てくるのです。

 ドラマや映画に出てくる人達は、普通の体形の人が殆どなのに、まるで別世界です。

 

 例えば第二次湾岸戦争に関するものを見たときは、ある産軍複合体がイラクで働く人を募集すると言う場面でがありましたが、なぜか応募した人が皆凄いデブばかりでした。

 

 相撲の新弟子検査じゃあるまいし、砂漠の戦場で働く人に、何でこんなデブばかり集めるんだ?

 非常に不思議でした。

 

 でもその後、アメリカでは国民の3分の1が肥満としりました。 

 特にフィットネスやダイエットにお金をかけられない低所得層に肥満が多いと言うのです。

 

 NHKのドキュメンタリーは、一見もっともらしいので見ていたけれど、ダンダンその内容がインチキ臭くなって、見るのを辞めたのですが、アメリカの肥満だけは明確に映していたのです。

 

  

 

 肥満に付いて報道で、非常に違和感を持ったのはソ連崩壊に始まる、東欧共産圏の崩壊の報道でした。

 

 日本の報道機関はそれまで、また今も、共産主義大好きです。

 とにかく社や局として、共産主義国家の人権侵害などの問題を、明確に報道する所は殆どなく、朝日新聞などポルポト政権さへ「アジア的優しさ」と賞賛する始末でした。

 

 ところがこのソ連崩壊のときだけは、全ての報道機関がソ連と共産圏への非難に熱中したのです。

 

 そして「共産圏では物資が不足して、食料も足りない」などと言っていました。

 

 北方領土では人々が物資不足に対応する為、皆食料を備蓄していると報道されて、北方領土の家庭の果物や野菜の瓶詰めなど自家製保存食料などが、ニュース映像で流れました。

 

 またある日本人ボランティアとかが、ロシアの孤児院を訪問して、痩せた病気の乳児の抱いて「可哀相に食料がないから」と言っている映像などが出ました。

 

 しかしどちらも凄く違和感がありました。

 

  

 

 札幌でも代々北海道に暮らしてきた道産子は、今でも冬に備えてやたらと食料を溜め込む習慣が抜けません。

 我が家の近所の生協の建物のを大家だと言う、開拓農家の子孫の大邸宅では秋口には、大量の大根を干していましす。

 モダンな豪邸のベランダに大根がずらりとぶら下がる光景は、奇観ですが、札幌の秋の風物詩なのです。

 店子の生協はすぐ近くで、いつでも沢庵を売っているのに。

 

 だから北方領土に住むロシア人が食料を備蓄するのを、単純に食糧不足に結びつける感覚は理解できませんでした。

 

 また孤児院の乳児は痩せていたのですが、その側に居た保母さんは、驚くべき肥満体でした。

 乳児が痩せていたのは、その子が病気だからで、食糧不足ではないのです。

 

 そしてワタシの母も言いました。

 「食料不足なのに、何であんな太った人ばかり大勢いるのだろう? 戦時中の食料不足の時には、太った人なんか見たこともなかった」

 

 本当に不思議でした。 

 食料不足を訴えるソ連や東欧の人々には、日本でも稀な超肥満体が大勢いたのです。

 

 そして本当に食料が不足するほど悲惨なら、それまで日本の共産主義社会礼賛の報道は何だったのでしょう?

 

  

 

 結局この「ソ連、東欧の飢える人々」は、日本の報道機関の捏造やらせだったのです。

 

 確かに共産主義政権には様々な問題はあったのですが、とにかく食料まで不足するような話ではなかったのです。 それどころかソ連では砂糖が一人分一ヶ月1キロ、冬は2キロも配給されたので、それであんな肥満体が増えたのです。

 

 でも日本の報道機関は、それまでの共産主義礼賛の報道が嘘であったように、今度はまた事実無根の共産主義での飢餓を報道しました。

 

 ワタシがその時、もうこんな連中を絶対信用してはいけないと思いました。

 

  

 

 しかしこの捏造癖は治癒不能なのでしょう。 今でもこれは続けています。

 

 生活保護の母子加算、老齢加算廃止、復活に関連した報道では、また同じ事をやりました。

 

 生活保護費は一般勤労者の手取り並みで、到底飢餓などあり得ないのに、この受給者達が「子供に十分な栄養をとらせてやれない」などと臆面もなく言うのを、何の解説もなく報道しました。

 

 それどころかみのもんた氏などは、嘘まで付いたのです。( ワーキングプアーと特権階級

 しかもこの「子供に十分な栄養をとらせてやれない」と言う連中の中には、ブクブク太った人が多くて笑えるのですが、マスゴミやこれを応援する自称弱者の味方を言う共産党や民主党の代議士は、大真面目でこの嘘を応援したのです。

 

 現在の先進国は、いや先進国だけでなく旧ソ連東欧のような社会主義国でも、もう「貧困=飢餓」の状況はなくなったのです。

 

 しかし十分食べて肥満までしている人間を、貧困と言っても同情を得られないのでこの嘘を付き続けるのでしょう。

 

  

 

 ワタシも病身で無職なので、間違いなく貧乏人なのですが、残念ながら飢えることも痩せることもできません。

 

 おかげで去年の3月から5ヶ月かけて10キロ減量しました。 今は何とかこの体重を維持しようと頑張っています。

 しかしなかなか容易ではありません。

 少し油断をするとすぐに1~2キロ増えてしまいます。

 

 でも何とか頑張って行こうと思っています。

カテゴリ: 世界から  > 南北アメリカ    フォルダ: 格差と貧困

コメント(16)  |  トラックバック(1)

 
関連ニュース
 
このブログエントリのトラックバック用URL:

http://yomogineko.iza.ne.jp/blog/trackback/1729726

コメント(16)

コメントを書く場合はログインしてください。

 

2010/08/04 16:15

Commented by じょんくん2世 酒王 さん

それを知ったとこでどうなる?考えは変わらないのでは?
佐藤優の地球を斬る】「畏敬の念」欠く新政権に不安
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/400350/

「菅 ミッキー 君が代」だよ。

 
 

2010/08/04 17:33

Commented by よもぎねこ さん

To じょんくん2世 酒王さん
>それを知ったとこでどうなる?考えは変わらないのでは?
>【佐藤優の地球を斬る】「畏敬の念」欠く新政権に不安
>http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/400350/
>
>「菅 ミッキー 君が代」だよ。

 管直人が嘘吐きだと証明できます。

 このミッキー安川氏の証言によれば、菅直人は君が代を嫌いだと言って歌わなかったのです。
 だから先日の平沢勝栄議員の質問には、嘘で答えた事になります。

 嘘吐きに首相の資格はありません。

 
 

2010/08/04 19:12

Commented by kazk さん

 かつて、ロシア女性はは25歳位まではものすごくやせてて美しいがそれを過ぎるとぶくぶく太りだし醜くなる、といわれたものです。
 大学のロシア語の先生が解説してくれましたが、良質なたんぱく質の摂取不足が原因とのことでした。体の代謝のためにはたんぱく質が不可欠だそうですがそれが不足すると成長期後ぶくぶく太りだすのだといいます。なるほど若者ではほとんど肥満は見ませんでした。
 ロシアでは永年の農業不振で動物性たんぱく質が慢性的に足りずかような状況になったとのことでした。そしてこの低栄養の影響とアルコールの過剰摂取がロシア人の平均寿命を縮めていたそうです。やはり不健康なものだったのです。

 話は変わりますが、アメリカの低所得層の場合、ロシアと異なり、低年齢児の脂肪の過剰摂取が体質を変え青年期以降の脂肪蓄積を容易にしてしまうそうです。低所得者層が好んで摂取するファーストフードや公的機関が供給する食料には、脂肪過剰のものが多いのは間違いなさそうです。その結果が中年以降の大幅な肥満です。こちらでもビタミン等の微量栄養素の摂取不足は問題となり肥満の前に不健康な連中の増加を招いたといわれます。

 よもさんの意見に反対するわけではありません。はっきり言って正しいと思います。ただ肥満一つにしても、生きてく分の食い物は何とかなってる、といっても、それが健康な生存を保障したものではありませんでした。

 ロシア語の先生は、またはっきり言ってました。連中も一応ダイエットや運動の重要性を知ってる。でももう間に合わないんだよね。そしてどうしようもないんだよね。と。

 うちの母もよもさんのお母様と同じ感想を持ってました。まあ、簡単な話ではありませんが一筋縄では行かないものだと認識させられたものです。

 
 

2010/08/04 19:30

Commented by よもぎねこ さん

To kazkさん
 なるほどね、ロシア人の肥満とアメリカ人の肥満は違うのですね。

 しかしロシア人の若い人は本当に美しいだけに、中年以降の肥満は惨いですね。
 「戦争と平和」のヒロインナタシャーだって中年からは太るんですよorz

 
 

2010/08/04 20:07

Commented by kazk さん

「戦争と平和」って言えばロシア版のほうでナターシャやってたリュドミラ・サベリーエワ覚えてますか。やっぱプロだね。ぶくぶくは太ってないわ。まだ現役でやってましたね。
http://www.melofanas.lt/katalogas/images/goods//163637_Lyudmila_Gavrilova_(II).jpg
結婚して姓が変わってるみたい。
 やっぱ食い物違うといいのでしょうかねえ。

 
 

2010/08/04 20:42

Commented by ご隠居 さん

 私はベトナム報道と文化大革命報道以来、日本のマスコミを信用していません。
 朝日などはかっての歪曲報道を反省している様子もないですし。

 
 

2010/08/04 21:10

Commented by よもぎねこ さん

To kazkさん
>「戦争と平和」って言えばロシア版のほうでナターシャやってたリュドミラ・サベリーエワ覚えてますか。やっぱプロだね。ぶくぶくは太ってないわ。まだ現役でやってましたね。
>http://www.melofanas.lt/katalogas/images/goods//163637_Lyudmila_Gavrilova_(II).jpg
>結婚して姓が変わってるみたい。
> やっぱ食い物違うといいのでしょうかねえ。

 ワタシが言っているのは、映画のナターシャ役をした女優ではなく、原作の話です。

 トルストイの原作では、ナターシャはエール・ベズボフと結婚して、幸福になるのですが、でも子供を生んでから太り出すのですorz

 
 

2010/08/04 21:11

Commented by よもぎねこ さん

To ご隠居さん
> 私はベトナム報道と文化大革命報道以来、日本のマスコミを信用していません。
> 朝日などはかっての歪曲報道を反省している様子もないですし。

 ホントに天気予報とテレビ欄以外は、信用してはいけない連中です。 

 
 

2010/08/04 21:17

Commented by siseinotamikusa さん

よもぎねこさんおばんです・・・

最近見たテレビ番組で米国では、農業政策の為にトウモロコシ栽培農家へ政府の補助金が毎年多額に出ているために、トウモロコシを原料とする安価なコーンスターチが大量に国内に出回るために、炭酸飲料水が異常に安く。それを愛飲する若い世代が肥満になるとか説明してましたね。

肥満が糖尿病などの病気を誘発さるから、政府のトウモロコシ農家への補助を打ち切る事が必要だけど、農家の選挙の票があるから出来ないとかの説明もしてました。


テレビ解説でわかったような、わからないような感想です。ところでNHKのドキュメンタリーがインチキ臭いとか。同感ですね。


特に、朝鮮半島の最近のNHKドキュメンタリーは偏向してる感じが私はしますが、誰も文句言わないのでしょうかね。

それとも文句言った所で次もまた同じような偏向番組をするので段々文句言う人がいなくなったのでしょうか?それも恐ろしい事ではないでしょうか?

 
 

2010/08/04 21:22

Commented by よもぎねこ さん

To siseinotamikusaさん
>よもぎねこさんおばんです・・・
>
>最近見たテレビ番組で米国では、農業政策の為にトウモロコシ栽培農家へ政府の補助金が毎年多額に出ているために、トウモロコシを原料とする安価なコーンスターチが大量に国内に出回るために、炭酸飲料水が異常に安く。それを愛飲する若い世代が肥満になるとか説明してましたね。
>
>肥満が糖尿病などの病気を誘発さるから、政府のトウモロコシ農家への補助を打ち切る事が必要だけど、農家の選挙の票があるから出来ないとかの説明もしてました。
>
>
>テレビ解説でわかったような、わからないような感想です。ところでNHKのドキュメンタリーがインチキ臭いとか。同感ですね。
>
>
>特に、朝鮮半島の最近のNHKドキュメンタリーは偏向してる感じが私はしますが、誰も文句言わないのでしょうかね。
>
>それとも文句言った所で次もまた同じような偏向番組をするので段々文句言う人がいなくなったのでしょうか?それも恐ろしい事ではないでしょうか?

 安い食料と運動しなくて良い社会ですから、肥満するのは当然かも知れません。 
 ある意味人類の理想社会でもあるのですが、皮肉な話です。

 
 

2010/08/04 22:21

Commented by gannriki さん

面白い考察、中年過ぎると総じて男も女もお腹ポッコリ、わき腹ぶよぶよ(わらい
この季節、暑いほどにビールがおいしい。
とりあえず貧困話はあっちにおいといて、カンパーイ!
ダイエット中のレディーには酷かな(わらい

 
 

2010/08/04 22:28

Commented by よもぎねこ さん

To gannrikiさん
>面白い考察、中年過ぎると総じて男も女もお腹ポッコリ、わき腹ぶよぶよ(わらい
>この季節、暑いほどにビールがおいしい。
>とりあえず貧困話はあっちにおいといて、カンパーイ!
>ダイエット中のレディーには酷かな(わらい

 ワタシも去年はダイエット中のレディでした(涙)
 今年も体重を増やしたくないので、食欲は極力抑制しています(涙)

 
 

2010/08/05 07:07

Commented by maaz さん

こんにちは。いやー、肥満の話は他人事とは思えませんww
kazkさんのロシア人の話を読んで、インド人に似ているなと思いました。
インド人の女性は、20歳ぐらいまですごーく奇麗なんですが、結婚して子供を産んだあたりから、別人のように・・・
これまでお目にかかった人は、カースト的に菜食主義の人たちだったので、中年女性の太り方にすごく違和感を感じていたんですが、たんぱく不足が代謝を悪くすると言うのであれば、すごく納得です。太り方も、アメリカ人のようなパンッパンッ!のデブではなく、肉が垂れ下がっていくような感じですので代謝不足な感じです。
あたしも、代謝不足の年頃でwww

 
 

2010/08/05 07:21

Commented by kazk さん

To siseinotamikusaさん

 これ異性化糖のことでしょう。70年代にキューバから砂糖輸入が出来なかったアメリカが、それを補うとともにキューバ産砂糖を市場から駆逐することを目的として、トウモロコシから砂糖生産を図るために作り出した技術です。清涼飲料水にブドウ糖果糖液糖と書いてある奴です。
 トウモロコシの大増産を図るとともに砂糖より安く生産出来るため広く普及します。こいつは砂糖と異なり低温で甘みが強いので、低温で飲む事が原則の清涼飲料水に広がったのでした。

 農家の補助金とか何とか言ってますが、アメリカの国防政策にかかわることで、生活にかかわることが本当は国際情勢とからんでるという面白い実例です。

 
 

2010/08/05 07:26

Commented by kazk さん

 そして、この異性化糖は砂糖と比べて太りやすいという事が実証されてます。
http://slashdot.jp/science/article.pl?sid=10/03/26/0245213

低年齢の異性化糖の摂取が肥満体の量産に拍車をかけてることは間違いないでしょう。

 
 

2010/08/05 10:33

Commented by kazk さん

ああ、そうだ。一つ忘れてた。
 ここまでくれば、鋭敏なよもさんのことだらわかったと思うけど、ロシアで配給されてた砂糖ってのは、基本的にキューバ産だったはずです。世界市場から締め出されたキューバの砂糖は、ロシアの石油と工業製品の見返りとして社会主義圏へ輸出されてました。ロシアは実際かなり安く石油を衛星国に輸出したのですが、決済は外貨を使わずほとんどバーターでやってました。その結果、キューバ産の砂糖がロシアに入った次第です。
 ロシアにしても、なけなしの石油が砂糖に変わるのを見てどう思ったことか…、まあそれで一番苦しい時期を乗り越えたのですから良しとすべきなのでしょうか。
 現代史の皮肉な一面です。

 
 
トラックバック(1)

2010/08/04 17:53

アジアの文化が繋がっていた頃。日本黎明期。 [日々是々非々。]

 

「 あまのはら ふりさけみれば かすがなる みかさの山に いでし月かも 」 という有名な句は日本を( 当時は大和か)遠く望み望郷の念の歌 。・・・ 阿倍仲麻呂 →『 空を降り仰ぎ、遠くを見てみると東の空から月…