原爆投下から65年。被爆地の広島は祈りの日を迎えました。平和記念式典には、初めてアメリカの駐日大使や国連の事務総長も出席しました。アメリカでは、ほとんど報道されていないせいか、ルース駐日大使の広島訪問自体、知っている人はいません。ただ、改めて尋ねてみると「良いことだ」と応える人がほとんどでした。
アメリカ国民:「大使は絶対出席するべきだよ!!」「アメリカ大使が式典に初めて参列するのは素晴らしいことだね」「追悼の気持ちに反対なんかないわ。あのような悲劇は繰り返してはならないから」「(戦時下とはいえ、爆弾投下の)決断について謝罪すべきだと思う」
一方、アメリカのFOXニュースは、広島に原爆を投下した「エノラ・ゲイ」の搭乗員の息子が、「ルース大使の参列は無言の謝罪になり、原爆投下は正しかったという歴史を書き換えることになる」と批判したと伝えました。