先っちょマンブログ

私はうちで柴犬を飼っているので、Shi-Baという隔月刊の雑誌を購読している。Shi-Baは奇数月の月末あたりに発売されており、9月号が7月28日に発売されていたので、それを買った。
→ 【辰巳出版】Shi-Ba Vol.30 2006年9月号

盆休みの間にそのShi-Ba 9月号を読んでいたのだが、その中にとんでもない記事があった。
「真・ハチ公物語」という秋田犬の忠犬ハチ公の話が連載で書かれているコーナーなのだが、9月号には秋田犬同様に忠実な韓国・全羅南道の珍島（チンド）犬の話が番外編として掲載されていた。

その内容は、珍島犬が"壬辰倭乱"の頃、海に向かって吠えるので何かと思っていたら、倭寇が大量に押し寄せたという話。韓国人が言いそうなホラ話だ。
日本人のライターが豊臣秀吉の朝鮮出兵（文禄の役）を"壬辰倭乱（豊臣秀吉による朝鮮侵略）"と書くのはご愛敬としても、文禄の役と関係のない倭寇が押し寄せてきたという話である。極めて嘘くさい。大体、この頃の倭寇は日本人だけではなかった。朝鮮人などが日本人になりすましたエセ倭寇が多くいたではないか。
韓国人から聞いた話を鵜呑みにしてそのまま書くから、そんな記事になる。

そして、記事では在日韓国人プロレスラーの大木金太郎の話も紹介。自分の可愛がっていた珍島犬が日本の警察官に無理矢理連れて行かれて悲しかったという話だ。さらに、珍島犬を含む韓国の犬達は毛皮と缶詰にされたと記事にあった。日本の兵隊が犬の缶詰を食ったらしい。
日本人が犬を"強制連行"し、日本人が犬を食う。これも韓国人が言いそうな話ではないか。

第2次大戦末期、日本では「飯を食うだけでお国の役に立たない犬」を飼うことは基本的に認められず、軍は一般人に犬を供出するようにした。毛皮にし、満州で戦う関東軍の兵士の防寒具とするためだ。愛犬家にとっては聞くのも辛い歴史であるが、それは内地である日本でも、日本の統制下にあった朝鮮でも同じであった。そのため、日本犬は一時絶滅の危機にあったのだ。

だが、くだんの記事を書いたライターはそんなことには触れず、珍島犬の悲劇だけを書いた。韓国人の代弁をしたかったのだろう。

その戦時中の犬の供出について色々と調べているうちに、韓国のサプサル犬保存会がとんでもない嘘話をホームページに掲載し、日本を貶めようとしているのを知った。
→ サプサル犬保存会：Preservation Project

このページは、サプサル犬保存プロジェクトを始めるきっかけの説明である。
おおよその内容はこうだ。


サプサル犬保存会の言い分によると、日本犬や日本犬に近い珍島犬は保護され、日本犬と異なるサプサル犬などが毎年30万～50万匹虐殺されたらしい。

日本犬の多くは1930年代に天然記念物に指定され、珍島犬も1938年に朝鮮総督府によって天然記念物に指定されているが、日本犬や珍島犬だけが保護され、他の韓国の犬だけが殺されたかのように書いているのは間違いである。先に書いたように、日本で飼われていた日本犬も供出の憂き目にあっているのである。

また、Shi-Ba 9月号に書かれた悲話は、珍島犬を含む韓国の犬の話である。寧ろ珍島犬が主であったと言っても過言ではない。
サプサル犬保存会の説明は、それとは全然話が違うではないか。

サプサル犬保存会はホームページで嘘情報を掲載するだけに留まらず、2001年にはその捏造を元に小泉首相宛に手紙を送り、「日本は韓国統治時代に韓国の犬を150～200万匹殺して防寒服にしたから謝罪しろ」と一国の首相を脅迫している。
→ 【朝鮮日報】サプサル犬保存会が日本に謝罪を要求 (2001/10/12)

供出で日本が得た犬だけでなく、朝鮮総督府が「民間から買い入れた」犬まで含まれているのは何かの冗談であろう。
団体の副会長が「朝鮮の犬を根絶やしにするために日本人が朝鮮の犬を殺した」と犬版ホロコーストのように言っているのも、何かの冗談であろう。

ある韓国人は「珍島犬が虐殺された」と言いふらし、ある韓国人は「珍島犬は保護され、サプサル犬が虐殺された」と全く逆のことを言う。韓国人がデタラメである証拠だ。

このように、都合のいいように物事を解釈し、日本を貶めるために何でも嘘をつくのが韓国人だ。つい数十年前のこともまともに見られず、自分勝手な嘘をつく。
しかも、犬の保存協会のホームページでまで日本の悪口を言い、韓国人の陰湿なやり方を披露している。
あることないこと言いふらすのは、中国人と韓国人の特権なのだろう。

韓国人は柴犬などの日本犬のルーツは珍島犬にあると言う。珍島犬が変化して日本犬になったと言うのだ。
韓国人の代弁をしたShi-Ba 9月号の記事にもそれについて少し触れられている。それによると、日本犬のDNAは東南アジア系の犬と珍島犬のような東アジア系の犬のDNAを持つらしい。古くからいた縄文犬とも言える日本の犬に、朝鮮半島から来た犬との交配が進み今の日本犬が誕生したのだという。
日本犬に珍島犬のような東アジアの犬の血が受け継がれているのは確かであるが、韓国人が言うように珍島犬が交雑して生まれたのが日本犬ではない。
韓国人は、日本の文化や生き物の全てが韓国にルーツがあり、日本の親は韓国であると言いたいようであるが、そんな荒唐無稽な主張を許してはならない。

また、Shi-Ba 9月号には、サプサル犬が狛犬のモデルになったともあった。俗説であり、これもまた韓国人が言うことである。
日本犬は珍島犬がルーツ。狛犬はサプサル犬がルーツ。お題目のように唱えれば、それが真実になると韓国人は信じている。

さらに、日本犬と同じように、韓国人は「日本人は百済人の末裔」などと平気で嘘をつく。日本人の多くに渡来人の血が混じってはいるが、それとは逆に韓国人に任那日本府の頃の日本人の血や日本統治時代の日本人の血が入っているからと言って、日本人は「韓国人は云々」とは言わない。
「日本のルーツは韓国」とか「韓国が日本に文化を教えてやった」とか言うのは、韓国人が自国の文化や人間を本心で誇れないために、日本人を貶めて満足しているからなのであろう。自信のなさの裏返しなのだ。

韓国人は哀れであるが、だからといって韓国人の嘘を見逃してはならない。
私はひとつずつ韓国人の嘘を糾弾していきたい。