宜野湾市長が沖縄県知事選出馬へ 普天間対決の争点に記者団の質問に応える沖縄県宜野湾市の伊波洋一市長=6日午後、同市役所 11月28日投開票の沖縄県知事選で、社民党県連と共産党県委員会、沖縄社会大衆党は6日、無所属の統一候補として米軍普天間飛行場がある同県宜野湾市の伊波洋一市長(58)の擁立を決定した。伊波氏は出馬要請に応じるとみられ、早ければ8月中にも出馬表明する見通し。 一方、仲井真弘多知事(70)も2日、再選を目指して出馬する意欲を後援会幹部らに伝えており、両氏の対決構図となる公算が大きくなった。 普天間問題で県内移設を完全に否定していない仲井真氏と、反対を明言している伊波氏の争いになれば、日米共同声明で示された同県名護市辺野古崎地区への移設の実現性に大きな影響を与えるのは必至だ。 伊波氏は宜野湾市職員や県議などを経て、2003年の市長選で初当選し、現在2期目。3党が6日に那覇市内で開いた統一候補の選考委員会は、普天間飛行場を抱える地元首長として知名度も高いことから、最も適任と判断した。 【共同通信】
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