口てい疫 復興基金設置を要請
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口てい疫 復興基金設置を要請

8月6日 16時31分

宮崎県の東国原知事は、6日、山田農林水産大臣と会談し、口てい疫の被害を受けた現地の復興に向けて、政府による基金の設置を要請しました。これに対して、山田大臣は基金の設置について検討を進めていく考えを示しました。

この中で、宮崎県の東国原知事は「国の協力でようやく非常事態宣言を解除できた。心からお礼を申し上げたい」と述べ、口てい疫の問題でのこれまでの国の対応に感謝の意を伝えました。そのうえで、東国原知事は山田農林水産大臣に対し、現地の復興に向けた基金の設置を要請し、「基金でどんな事業を行うか、細かいメニューを詰めており、そのうえで国と協議をさせてもらいたい」と述べました。これに対して、山田大臣は「口てい疫の発生で、農家だけではなく、中小企業にも影響が出ているので、基金の設置に向けた協議を進めたい」と述べて、基金の設置について検討を進めていく考えを示しました。会談のあと、東国原知事は「スピード感をもって国と協議し、できるだけ早い時期に基金で行う事業の内容をまとめたい」と述べました。口てい疫の問題での復興対策をめぐっては、宮崎県が、国の財政支援による300億円規模の基金の設置を求めており、政府は、今後、必要な事業や基金の規模などについての検討を進めることにしています。