口てい疫対策 検証委が初会合
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口てい疫対策 検証委が初会合

8月6日 4時35分

家畜の伝染病、口てい疫の問題で、国や宮崎県などが進めてきた対策を検証する外部の専門家による委員会が5日夜、初めて開かれ、「初動の対応に問題はなかったかなどを詳しく調べるべきだ」という意見が出されて、今後、関係する人たちに聞き取りを行っていくことになりました。

この委員会は、宮崎県で起きた口てい疫の問題で、初めての感染例の発見が遅れたことや、処分した家畜を埋める土地の確保が難しく感染が広がったと指摘されていることを受け、国や県などが進めてきた対策を、外部の専門家に検証してもらおうと国が設置しました。5日夜、農林水産省で初めての委員会が開かれ、口てい疫の専門家や弁護士など委員8人が出席しました。山田農林水産大臣は「口てい疫の感染ルートを明らかにしてもらうとともに、国や県の対応に問題がなかったかを客観的に見て、批判や指摘をしてほしい」と述べました。委員からは、発生した状況を農家に十分に伝えていたかや、初動の対応に問題はなかったかなどについて、詳しく調べるべきだといった意見が出され、今後、農家など関係する人たちに聞き取りを行っていくことになりました。委員会は、10月中には最終報告をまとめることにしていて、国は、この報告を対策を効率よく進めるための法律の改正に反映させたいとしています。