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放送批評懇談会が選ぶベスト番組・個人【ギャラクシー賞月間賞】

テレビジャーナリズムを身近にした立役者!〜池上 彰

GALAC 2010年7月号掲載) 2010年7月6日(火)配信

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池上 彰
「そうだったのか!池上彰の学べるニュース」(テレビ朝日)などの出演

表彰状! 2010年4月度月間賞、池上彰殿。

あなたはタレントでも俳優でもミュージシャンでもありません。あなたの肩書きを文字に書けば「ジャーナリスト、ニュース解説者」の1行です。ただしその肩書きの前につけたい形容詞は枚挙に暇がありません。

1994年から「週刊こどもニュース」(NHK総合)で編集長兼キャスターを担当されました。お父さん役のわかりやすい解説が注目を集めました。この番組は“子ども向け”と謳いながら実はいまさら他人に聞けない大人の耳目を集めるという高度(?)なマーケティングに成功しており、その後の民放ニュース番組にも少なからず影響を与えています。

2009年に担当された「学べる!! ニュースショー!」(テレビ朝日)でその才能を一気に開花させ、各局がその手があったかと追随したことは記憶に新しいところです。企画から番組に関わり、そのテーマ設定、質問者との絶妙なやりとり、そしてわかりやすい解説、安心できるキャラクターなど番組貢献度は群を抜いていました。同年秋の番組終了を惜しむ声がネットにもあふれました。本年春改編で「そうだったのか!池上彰の学べるニュース」(同)が視聴者の声に押される形でレギュラー番組として見事再スタート。視聴率だけでは測れない評価、つまり視聴の積極性と満足度があることもあなたは改めて立証してくれました。地図から各国の思惑や世界情勢を読み解くなど独自の解説手法によって多くの視聴者の視野が広がり、テレビジャーナリズムが身近なものになりました。

「ズームイン!! SUPER」(日本テレビ)、「ルビコンの決断」(テレビ東京)ほか各局で毎日のように何でも知っていて何でも答えてくれる優しいお父さんぶりを発揮しています。ジャーナリストとして知的エンタテイナーとしてますますのご活躍をお祈りします。

ここにあなたの功績を称え、今月の月間賞を贈ります。テレビ部門選奨委員一同。(川喜田尚)

★ギャラクシー賞月間賞とは?=NPO放送批評懇談会が、優れた番組を自主的に選び出す制度。月間賞に選ばれた番組は、年間のギャラクシー賞審査に自動的にエントリーされる。

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