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【社会】

死刑制度の勉強会が初会合 メンバーは法務省に限定

2010年8月6日 11時43分

 廃止を含む死刑制度の在り方を検討する法務省の勉強会の初会合が6日、省内で開かれた。千葉景子法相が7月28日の死刑執行後の記者会見で「国民的議論の契機にしたい」と設置を表明していた。

 千葉法相は「開かれた場で、幅広く外部有識者らからも意見を聞きたい」としていたが、メンバーは法相ら政務三役のほか、刑事、矯正、保護の3局長ら省内に限定した。外部有識者からは3回目以降、公開の場でヒアリングする。2回目の会合は8月下旬、3回目は9月上旬の予定。

 千葉法相は冒頭に「死刑制度の存廃についての考え方のほか、(死刑囚への)告知を含めた執行にかかわる問題、執行に関する情報提供の在り方などを検討していきたい」とあいさつした。

 死刑に関する勉強会は、2007年9月に再任された鳩山邦夫元法相が省内に設置したことがある。執行した事実と人数だけだった公表方法を変更、氏名や執行場所、確定判決の概要も明らかにするようになった。

 法務省の勉強会とは別に、民主党もワーキングチームの設置を決めている。

(共同)
 

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