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沖縄知事、日米共同声明「受け入れ困難」

　沖縄県の仲井真知事は北澤防衛大臣らと会談し、普天間基地を名護市辺野古に移設するとした日米共同声明について、「受け入れることは極めて困難」などとした文書を提出しました。

　沖縄県の仲井真知事は北澤防衛大臣と会談し、普天間基地の危険性の除去などを要請すると共に、名護市辺野古に移設するとした５月末の日米共同声明について、「地元の了解を経ずに決定されたことは誠に遺憾で、受け入れることは極めて困難」とした文書を渡しました。

　これに対し北澤防衛大臣は、日米両政府の間で沖縄の負担軽減に向けた協議は前進していると述べたものの、具体的な協議の内容は明らかにしませんでした。

　「極めて困難と書いてあるのかなというような表現になっています」（沖縄県　仲井真知事）

　また、仲井真知事は前原沖縄担当大臣とも会談し、沖縄の振興策をめぐって協議しましたが、政府と沖縄県との協議機関を設けることについて前原大臣から説明はなかったということで、仲井真知事は会談後、「どなたが言っておられるのか確認してみたい」と述べました。（06日12:52）