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【社会】

潘基文国連事務総長の演説要旨 

2010年8月6日 11時47分

 潘基文国連事務総長の6日の核軍縮に関する演説要旨は次の通り。

 一、私は広島に平和の巡礼として来た。すべての国の指導者は、私たち(の巡礼)に加わるべきだ。

 一、今日、私には希望というメッセージ以上のものがある。行動を呼び掛けたい。

 一、昨年の核軍縮・不拡散をテーマにした国連安全保障理事会首脳級会合での成功を前進させるために、来年からの同会合の定期的な開催を提案する。

 一、核兵器禁止条約を含む核軍縮・不拡散に関する5項目の事務総長提言を実現するために日本政府に地域会合を主催することを求めたい。

 一、包括的核実験禁止条約(CTBT)の2012年の発効を目指す。

 一、平和市長会議が掲げる「20年までの核なき世界の実現」という目標は、完ぺきな構想だ。原爆投下から75年となる日に、核兵器廃絶をヒバクシャ(被爆者)と共に祝うことを誓おう。

 一、昨年の世界の軍事費は、133兆円を超えた。世界は過剰に武装しており、平和への資金は不足している。

 一、北朝鮮の核兵器開発はこの地域、地域外にも深刻な安全保障上の脅威となっている。北朝鮮に、検証可能な朝鮮半島の非核化に向けた具体的行動を要請する。

 一、イランの核開発計画には深刻な懸念がある。安保理決議を完全に順守するよう重ねて求める。

 (共同)

 

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