全国11ルートを歩いて核兵器廃絶を訴えた日本原水協などの「原水爆禁止国民平和大行進」が4日、広島市中区の平和記念公園に到着した。
午前11時半ごろに「核兵器をなくせ」などと書かれた旗や横断幕を手に、5月6日に出発した東京など各地のグループが続々と到着。ゴール地点には出迎えた市民も含め約600人が集まり、猛暑を乗り越えて訴えを重ねた参加者をねぎらった。
長崎市から38日間歩いてきた廿日市市の元教員、藤沢敏郎さん(60)は「核兵器廃絶へ具体的な行動を各地に呼び掛けていく責任が芽生えた」と充実した表情で話した。
この日は、東京を6月5日に出発した日本山妙法寺の平和行進も平和記念公園に着いた。
【写真説明】各地で平和を訴え、平和記念公園に着いた国民平和大行進の参加者
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