7月末の夏祭り「上田わっしょい」で披露された製作中の「真田出陣ねぷた」 |
上田市民有志らでつくる「NHK大河ドラマ『日本一(ひのもといち)の兵(つわもの) 真田幸村公』放映の実現を願う会」などの実行委員会は6、8日の両日、市中心部で「日本一の夏まつり」を初めて開く。8日は巨大な「扇ねぷた」などを引いて練り歩き、幸村を題材にした大河ドラマの実現に向けて街を盛り上げる。
8日午後6時〜9時は「真田出陣ねぷた」を開催。信州上田真田陣太鼓や上田城甲冑(かっちゅう)隊などの市民グループや大阪市の大阪城甲冑隊、三重県の伊賀流忍者集団黒党(くろんど)など千人余が行列に参加する。
目玉は高さ約7メートル、幅約6メートル、奥行き約5・5メートルの扇ねぷた2基。徳川軍を撃退した「第一次上田合戦」と、幸村が徳川家康を追い詰めた「大坂夏の陣」の絵を和紙に描き、内部から電球で灯籠(とうろう)のように照らす。
6日午後7時からは、海野町交差点の一角でトークイベント「戦国夜話〜地炉(じろ)の間」を開催。幸村の子孫の真田徹さん(東京)や、歴史好きの「歴女」で信州上田観光大使を務める早川知佐さん(同)、「歴史アイドル」の小日向えりさんらが、幸村への思いや大河ドラマになった場合のキャストを話し合う。地元産野菜や真田グッズを販売する屋台も出店する。
願う会「城代家老」(専務理事)の宮下省二さん(60)=上田市諏訪形=は「新しい祭りなので楽しみ。街を元気にする活力にしたい」と話している。