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谷亮子議員 いきなり“議員連盟会長”に抜てき

初めて議員会館の事務所に入り、机に向かった谷亮子氏
初めて議員会館の事務所に入り、机に向かった谷亮子氏
Photo By スポニチ

 7月の参院選で初当選した女子柔道五輪金メダリストで民主党の谷亮子参院議員が、同党の有志議員でつくる「民主党スポーツ議員連盟」の会長に就任することが5日決まった。スポーツ政策の充実を進めるための議連で、現役のトップアスリートであることが買われて抜てきされたが、新人議員が会長を務めるのは異例。6日の議連総会で正式決定する。

 7月30日に国会に初登院したばかりの谷氏。いきなり議員連盟の会長に就任することになった。

 民主党スポーツ議員連盟は、5月に設立。国のスポーツ振興施策などを定める「スポーツ基本法案」提出を来年の通常国会で目指し、呼び掛け人には元Jリーガーの友近聡朗参院議員らも名前を連ねている。

 現会長は元アイスホッケー日本代表監督で元農相の田名部匡省氏だが、参院選に出馬せず引退。後任に谷氏が選ばれた。理由について、奥村展三議連幹事長は会見で「スポーツ立国を目指す中、トップアスリートである谷さんに経験を生かして頑張ってもらいたい」と説明した。

 谷氏はかねてスポーツ省の創設を訴え、掲げる政策の1つはスポーツの振興・支援。出馬会見では現役続行を宣言し“二足のわらじ”と批判を浴びたが、「現役の立場から生の声を国会に届けたい」と訴えてきた。

 谷氏の関係者によると、谷氏は会長への抜てきについて「大変だ」と話しながらも、張り切っているという。6日の総会で正式決定する。

 5日は党両院議員総会に出席。午後には参院予算委員会を10分ほど傍聴し、席を外す民主党の牧山ひろえ氏に頼まれて、3分ほど最前列の委員席に座る場面もあった。

 2児の母親という経験を生かし、子育て支援や女性の労働環境の改善などにも取り組む意向で、親による子供の虐待事件が相次ぐことについて「ひどい。考えられない」と怒りをあらわに。「助けてあげられなかったのは残念で悔しい」とし、「女性の労働環境も整っていないし、育児ノイローゼになる人もいる。そういうお母さんを救いたい」と話した。また、各地で100歳以上の高齢者が所在不明になっている問題については「現在の行政では行き届かないところがある。新しい政策の必要性を感じた」と話した。

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