「郵(ゆう)パック」は終わったね。
JP・日本郵便事業会社の社長は辞任でしょう。
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ヤマト運輸:宅配便9.1%増 7月ゆうパック遅配で
ヤマト運輸は5日、7月の宅配便の取り扱い個数が前年同月比9.1%増の1億4170万個になったと発表した。日本郵政グループの郵政事業会社(日本郵便)の「ゆうパック」が遅配した影響で、ヤマトの宅配便利用が増えた。
取り扱い個数の伸びのうち、約2%分がゆうパック遅配の影響。三越の配送業務の請け負いを4月から再開したことも増加に寄与した。
日本郵便が日本通運との共同出資会社から「ペリカン便」を統合した7月1日以降、ゆうパックは1週間にわたり全国で計34万個を超す荷物の配達が大幅に遅れた。
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100806k0000m020066000c.html
注文を受けた桃の出荷が今日の午前中で終了し、パソコンを開いたら先ずこのニュースが目に飛び込んだ。実はこれは自分が今回お中元用や家庭用の桃を出荷して一番身近に感じたことでした。
福島市やお隣の伊達市は桃の一大産地です。私の住んでいるところは福島市の北方面で伊達市との境でもありますが、福島の東部地区のヤマト運輸を利用してきました。毎日生産者が持ち込む桃で事業所はごった返していました。
次から次へと桃を出荷する客がやってきます。かなり待たされた日もありましたし、ヤマト運輸ではアルバイトの学生や主婦を雇って大忙しでした。
ひっきりなしに大型トラックがやってきて桃を東京方面などに運んでいました。ところで、そのヤマト運輸の道路向かいは日本郵便の福島東営業所ですが、そちらのほうを見ると桃を積んだ生産者の軽トラックの姿は全くなかった。
私の友人も昨年まではペリカン便を使っていたそうですが、今年からヤマト運輸に切り替えたそうです。そのような生産者は全国で多数に上ったのではないか。
「ゆうパック」遅配招いた斎藤日本郵政社長の瀬戸際:FACTA online
....関係者は「中元商品の発送時期に当たる7月初めの統合に、現場では懸念する声があったが耳を貸さなかった。事業センスのない役人の発想」と、斎藤−鍋倉コンビを批判する。大量遅配の発生を公表した5日、斎藤氏は記者団に「事態を厳粛に受け止める」と語ったが、お詫びの言葉はなかった。....
http://facta.co.jp/article/201008040.html
ところで、日本郵便は民間とも国営会社とも言えない、どっちつかずにあるのではないか。民間会社であれば、これだけの不祥事を招いたら即責任を取って辞任でしょう。
民間と同じ土俵で競ったら、所詮は日本郵便などはこんなものなのです。この問題は今後尾を引きそうです。何せ小沢一郎が強引に斉藤次郎(高級官僚)を日本郵政の社長に据えました。
銀行から来た民間人を無理やり辞めさせて、高級官僚を据えた結果がこの有様です。この高級官僚が同じく官僚を今度は日本郵便の社長に据えた。長年培ってきた大切なお客様をペリカン便は全て失ったも同然です。
民主党の原口一博総務相も厳しいポーズだけは見せています。この問題を放置すれば自分に跳ね返ってくるのが分かるのでしょう。
日本郵政グループの郵便事業会社(日本郵便)によるゆうパック大量遅配問題で、原口一博総務相は3日の閣議後会見で「極めて早く総括をして、郵政に対する信頼の揺らぎを早く回復しなければならない」と述べ、 ... 遅配の原因と再発防止策をまとめた報告書を総務省 ...
果たして業務改善命令だけで終わらせて良いのか?もうこの問題は天下り役人・斉藤社長の辞任以外にはないでしょう。それだけの大きな問題です。
国民に与えた不信感、そして会社に与えた損害、民間会社であれば株主からの厳しい追及、そして株主代表訴訟だって起こされます。
斉藤社長のような高級官僚上がりで、政界の実力者との懇ろな関係だけを大切にして生きてきたような腰ぎんちゃく人間には、こののような不祥事を起こした際の、責任の取り方さえも知らないようだ。
誰かが教えてあげないとね!
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