さんまのまんま

ヒロミ

デビュー以来、若さを武器に不遜キャラで人気を博したヒロミ。あっという間に番組のメインを務めるようになり、そのキャラをずっと通してきた。しかし出演番組が相次いで終了したとき、ふと立ち止まった。
それまでのキャラを通そうとするとなんだか無理が生じ、次への踏み出し方が分からない。ゲスト出演で周囲に気遣いしすぎるとキャラに合わない。かといってメインと同じ態度もとれない…、と悩んだという。

時間に追われない毎日は意外に嫌ではなかった。ならば時間はたっぷりあるしと、トライアスロンを始めた。すると、不思議なことに新たな流れが始まることに。
「出方のわかんないときに、商売の話がきて…」
つまり、トレーニングで加圧式のジムに通いインストラクターの資格を取ったりするうち、商売の話が転がり込み、気がついたら加圧ジムやら溶岩浴スパやら、いろんなショップの経営、プロデュースをしていたというのだ。
さんまは、商売繁盛で結構なことだと羨ましがる。だがヒロミは、元手も要らず身体ひとつでできるタレント業が当たれば大きいので「商売で一番いいのは芸能界！」と切り返す。

だが、久々に出会ったさんまが今までと同じ態度でゴルフに誘ってくれ「嬉しかった」とも。なにしろ、「最近テレビ出ないね」と人に言われると「引退しました」とギャグって返事してるが、今後どのようにタレント活動したらいいのか？と悩む。
ヒロミに尋ねられると、さんまは自分の老後が心配になり、「番組なくなったらヒロミの会社で働かせてくれ。ちゃんと“社長”って呼ぶぞ〜」と結構マジに答えるのだった。