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仙台のオフィスビル 空き室率横ばい 新築は67.6%

 ビル仲介の三鬼商事仙台支店のまとめによると、仙台市のオフィスビル平均空き室率は7月末時点で20.49%となり、前月と同じだった。仙台支店は「完成1年以内の新築ビルの一部で成約や内定の動きはあったが、既存ビルからの借り換え移転もあり、改善にはつながらなかった」と分析している。
 空き室率の内訳は、既存ビルが18.30%と前月に比べて1.02ポイント悪化した。新築ビルは67.60%と6.76ポイント改善したが、依然として高い水準にあり、テナント誘致は厳しい状況が続いている。既存ビルで引き合いが出ているのも割安感のある物件で、十分な空き室解消には至っていない。
 市内の5地区別では駅前、一番町、県庁・市役所の3地区で悪化した。悪化幅が最も大きいのは一番町の0.20ポイントで、空き室率は20.15%。駅東は0.86ポイント改善したが、空き室率は27.23%と5地区の中で最も高いままだった。
 3.3平方メートル当たりの平均賃料は9203円。前年同月比で0.63%(59円)、前月比で0.02%(2円)下がった。
 調査はこの1年間に完成した新築4棟を含め、延べ床面積990平方メートル以上の賃貸オフィスビル362棟を対象とした。


2010年08月06日金曜日

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