中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

【芸能・社会】

58歳国内最高齢のカバ死ぬ カバヤ食品、宣伝で活躍

2010年8月5日 23時13分

 国内最高齢の推定年齢58歳で死んだ、いしかわ動物園の雌のカバ「デカ」=3月、石川県能美市(同動物園提供)

写真

 石川県能美市のいしかわ動物園は5日、飼育していた国内最高齢の雌のカバ「デカ」が死んだと発表した。同園によると、推定年齢は58歳で、世界の動物園でも2番目の高齢。人間なら100歳以上という。

 飼育員が同日午後4時10分ごろ、カバ舎の屋外プールで死んでいるデカを見つけた。午後3時ごろまで特に変わった様子はなく、食欲もあったという。

 同園によると、デカは1952年にアフリカで生まれたとされる。53年に「カバヤ食品」(岡山市)が購入し日本へ。同社のキャラメルなどの販売促進活動のため、水槽付きトラックで各地を回り、人気者だったという。

 その後、岡山市や北九州市の動物園を経て、62年からいしかわ動物園の前身「金沢動物園」(金沢市)で飼育。15頭の子どもを産んだが、いずれも死んだ。同園は「お別れ会」の開催を検討している。

 世界最高齢のカバは米国・インディアナ州の動物園にいる59歳(推定)の雌「ドンナ」という。

(共同)
 

この記事を印刷する


中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ